イズナーがサービスでチリッチを制圧し、準々決勝進出 [マイアミ・オープン]
アメリカ・フロリダ州マイアミで開催されている「マイアミ・オープン」(ATP1000/3月21日~4月1日/賞金総額890万9960ドル/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第14シードのジョン・イズナー(アメリカ)が第2シードのマリン・チリッチ(クロアチア)を 7-6(0) 6-3で下し、準々決勝に駒を進めた。
2015年大会で準決勝に至っているイズナーは、この日、一度もブレークポイントに直面せず、チリッチを倒す過程でファーストサービスからのポイントの73%を獲得した。
「今日は、サービスのリズムが非常によかった。最初のサービスからそう感じたんだ。今日は試合を通してサービスがよく機能する日になる、とわかっていた」とイズナーは明かす。
「こんなふうにサービスを打っていれば、僕は間違いなく倒すのが難しい男だよ」と彼は言い添えた。
この試合におけるイズナーの勝利の鍵は、彼が第1セットのタイブレークで7ポイントすべてを取ったときに、もたらされた。
「瞬きする間に、僕は5-0とリードし、結局7-0で取ることができた。すごくいいタイブレークだったよ。なぜって、その前には試合はやや変動が激しかったからね」とイズナーは言った。「もちろん風があってやりにくかったが、僕はタイブレークですごくいいプレーをした」。
2014年USオープン覇者、チリッチの敗退で、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、勝ち残っている中でもっともシードの高い選手となった。
第1シードのフェデラーは初戦で不覚を取り、第3シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は3回戦で姿を消した。
ラテンの影響の色濃い南フロリダで、観客の大のお気に入りである第5シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、第22シードのフィリップ・クライノビッチ(セルビア)を6-4 6-2で下して、準々決勝に駒を進めた。
「僕は彼らから、あまりに大きな愛を受けすぎてるよ」と、デル ポトロはファンたちについて言った。「勝ち続け、この大会に長くとどまってプレーし続けられることに、わくわくしている。キービスケーンで大会が行われるのは今年が最後だということは知っている。彼ら(ファン)はここを、南米選手たち皆にとって、特別な大会にしてくれているんだ。要するに、僕にとってね」と、彼は微笑みながら言い足した。
デル ポトロは、次のラウンドで準決勝の切符を賭けて、第20シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦する。ラオニッチはフランスのジェレミー・シャルディを6-3 6-4で倒した。
イズナーは準々決勝で、第19シードのチョン・ヒョン(韓国)と対戦する。チョンはジョアン・ソウザ(ポルトガル)を6-4 6-3で下して勝ち上がった。(C)AP(テニスマガジン)
※[ ] 数字はシード順位
男子シングルス4回戦
◯パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)[16] 6-0 6-3 ●フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)[31]
◯ケビン・アンダーソン(南アフリカ)[6] 7-6(3) 6-4 ●フランシス・ティアフォー(アメリカ)
◯アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)[4] 7-6(2) 4-6 6-4 ●ニック・キリオス(オーストラリア)[17]
◯ボルナ・チョリッチ(クロアチア)[29] 7-6(2) 4-6 6-4 ●デニス・シャポバロフ(カナダ)
—————
◯フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)[5] 6-4 6-2 ●フィリップ・クライノビッチ(セルビア) [22]
◯ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)[20] 6-3 6-4 ●ジェレミー・シャルディ(フランス)
◯チョン・ヒョン(韓国)[19] 6-4 6-3 ●ジョアン・ソウザ(ポルトガル)
◯ジョン・イズナー(アメリカ)[14] 7-6(0) 6-3 ●マリン・チリッチ(クロアチア)[2]
男子シングルス3回戦
◯フランシス・ティアフォー(アメリカ)6-7(2) 6-2 7-6(1) ●トマーシュ・ベルディヒ(チェコ)[10]
※写真はジョン・イズナー(アメリカ)
KEY BISCAYNE, FL - MARCH 27: John Isner of the USA celebrates after winning his match with Marin Cilic of Croatia 7-6 6-3 during Day 9 of the Miami Open Presented by Itau at Crandon Park Tennis Center on March 27, 2018 in Key Biscayne, Florida. (Photo by Mike Frey/Getty Images)
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