「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月2~15日/グラスコート)の男子ダブルス決勝で、第7シードのマイク・ブライアン/ジャック・ソック(ともにアメリカ)が第13シードのレイブン・クラーセン(南アフリカ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)を6-3 6-7(7) 6-3 5-7 7-5で下して大会を制した。

 ブライアンは、ウインブルドンで適切なバックアップ・パートーナーを見つけ、その結果生まれたのが、同種目のグランドスラム最多記録に並ぶ17回目の優勝だった。双子の弟ボブ・ブライアン(アメリカ)と組まずに勝ったのは、今回が初めてだった。

 今大会のブライアンは、組んだこと自体2度目となるソックとのペアでクラーセン/ビーナスを倒し、ウインブルドン優勝を遂げた。

 40歳のブライアンは、オープン化以降の時代にウインブルドンで男子ダブルス・タイトルを勝ち獲った最年長選手となった。

 彼は、ウインブルドンでの他の3つを含む、最初の16のグランドスラム男子ダブルス・タイトルを、双子の弟ボブと組んで勝ち獲った。ボブは現在、腰の故障でプレーすることができないでいる。

「僕はこのタイトルをボブに捧げたい。彼はきっとテレビで見ていてくれると思うから」とブライアンは優勝後のBBCのインタビューでコメントした。彼はまた、ごく最近祖父が亡くなったことにも言述した。

 ソックもまた、試合後のインタビューでボブについて触れ、「ツアーは彼の不在を悲しんでいる。彼はテニスの偉人でありアイコンだ。僕はただここで、史上もっとも偉大なダブルス選手のひとりの不在の穴を、埋めているだけなんだよ」と語った。

 これはソックにとって、2つ目のウインブルドン・タイトルだった。彼はバセック・ポスピショル(カナダ)と組み、2014年の決勝でブライアン兄弟を破って優勝していたのだ。

「この大会で、僕が組んでダブルスをプレーする男はひとりだけだった。それがマイク・ブライアン、偉大なダブルスチームのうちの1人だ」とソックは言った。

 決勝は3時間半を要し、開閉式の屋根が開いた状態で始まったが、最終セットは屋根を閉じて行われた。

 同ペアとしてのグランドスラム初タイトルを目指していたクラーセンとビーナスが第4セットでセットポイントを手にしたとき、ブライアンはセカンドサーブでフットフォールトのコールを受けた。つまりダブルフォールトでセットを献上し、勝負は第5セットにもつれ込むことになってしまったのだ。

 日光は、あと20分ほどしかもたない様子だった。ソックは、「今夜はこれまで、ってことでいいよ。もう見えない」と言った。

 しかし結局、屋根を閉じて照明をつけるという決断が下され、おかげで勝負が決まるまで試合は継続されることになった。

 カギとなるブレークは、5-5からのクラーセンのサービスゲームで訪れた。ソックが強烈なフォアハンドをクラーセンのボディに向け打ち、クラーセンのボレーがアウトとなったのだ。そしてブライアンが次の自分のサービスをキープし、試合に終止符を打った。

 テニス史上、これ以前にグランドスラム男子ダブルスで17の優勝杯を手にしたのは、ジョン・ニューカム(オーストラリア)しかいない。しかし、彼が同じパートナーと獲ったタイトルの数は12。ブライアン兄弟の優勝16回は、同一ペアとしては最多のものだ。

 5月にボブがフレンチ・オープンを欠場するまで、兄弟はグランドスラム76大会連続出場の記録を誇っていた。

 マイクは、サム・クエリー(アメリカ)と組んでロラン・ギャロスに出場し、1回戦で敗れていた。マイクはそれから、ソックと組んで先月、グラスコートの前哨戦に出場。それがふたりでプレーした、ウインブルドン前の唯一の大会だった。

「我々は試合ごとによくなってきた、と感じているよ」とマイクは言った。

「我々(の連携)は固まり始めている。もしボブが戻ってこれなかったら、僕ら(マイクとソック)はこの夏も一緒にプレーするよ」(C)AP(テニスマガジン)

※写真は男子ダブルス優勝のマイク・ブライアン(左)/ジャック・ソック
LONDON, ENGLAND - JULY 14: Mike Bryan and Jack Sock of The United States lift their trophies as they celebrate their victory against Raven Klaasen of South Africa and Michael Venus of New Zealand after the Men's Doubles final on day twelve of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 14, 2018 in London, England. (Photo by Michael Steele/Getty Images)

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