マルティナ・ヒンギス(スイス)は、国際テニス名誉の殿堂に自分の場所を獲得するのに、ファンの助けは必要ないと思っていた。それでも彼女は、世界中の人々が今、誰が選ばれるべきか意見できるというアイディアを気に入っている。

「人々が、私と私のテニスを好きでいてくれたらと願ったでしょうね。それ(人々の意見)が、選出されるか否かで違いを生んでいたら」と電話インタビューを受けたヒンギスは笑いながら言った。

「(自分の選出の際にそのような投票があったなら)それがより私を後押ししていただろう、と願うばかりよ。私の場合には、選ばれることがかなり明白であったよう願ったでしょうね」

 名誉の殿堂は、次の殿堂入会者の選出に際し、ファンが選出に加わる方式を採用する。誰もが、2019年の受賞者を選ぶにあたり、8月末に始まるオンライン投票に参加できるのだ。

 その投票は、どの選手が選ばれるべきかを決める全体的な得点の一部となる。過去同様、名誉の殿堂のメンバーとジャーナリスト、テニスの歴史家が、主な選抜委員であり続ける。

 殿堂入会者は以前と変わらず、そこに入るには投票の75%を得て選ばれる必要がある。しかし今、ファン投票でトップ3に入った受領者は、主な選出委員によって与えられた票に加える形で、『ボーナス』のパーセンテージを与えられる。ファン投票でもっとも人気のあった候補者に3%、2位に2%、3位には1%が追加されるのだ。

 そんな訳で、殿堂の選んだ投票者にほぼ認定されたが、十分な数のサポートを集められなかった候補者の場合には、観客席やテレビで見てきた一般の人々の選択が重きをなす可能性もあるのだ。

「74%とかで、もうちょっとで選出、というところまできている人を、(ファンが)助けることができるわけね。ある選手は、ファンからの1%や2%で、名誉の殿堂に入れるかもしれない。テニスファンたちがその選手を好きで、サポートし、そのテニスを楽しんだから、という理由で」とヒンギスは言った。彼女は2013年にテニスの殿堂のメンバーとなり、今はロードアイランド州ニューポートにある殿堂の親善大使として働いている。

 2019年の殿堂入り候補は、今週に発表される。ファン投票の結果は10月に、殿堂入りする者のリストは、来年1月に公開される予定だ。今年、殿堂入りしたのは、ミハエル・シュティヒ(ドイツ)とヘレナ・スコバ(チェコ)だった。

(APライター◎ハワード・フェンドリック)

※写真はヘレナ・スコバ(チェコ/右)とミハエル・シュティヒ(ドイツ)
NEWPORT, RI - JULY 21: 2018 International Tennis Hall of Fame inductees Helena Sukova and Michael Stich wave to the crowd following an induction ceremony on July 21, 2018 in Newport, Rhode Island. (Photo by Michael J. Ivins/Getty Images)

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