サカーリが日比野戦で締め出されたギリシャ人ファンを擁護 [オーストラリアン・オープン]

今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月20日~2月2日/ハードコート)の大会5日目、女子シングルス3回戦。
 
 ギリシャのファンたちは前の試合のときほど熱くはなかったが、それでも結果は同じだった。マリア・サカーリ(ギリシャ)はまたも勝った。第22シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)はマーガレット・コート・アリーナで、第10シードのマディソン・キーズ(アメリカ)を6-4 6-4で倒したのである。

 その2日前、警察はサカーリを応援していたギリシャのファン20人ほどを破壊的振る舞いをしたとしてコート8の観客席から立ち退かせていた。コート8はグラウンドパスを持っている一般ファンが気軽に行くことのできる、スタジアム外のグラウンドコートだ。マーガレット・コート・アリーナは全席指定のスタジアムで、オーストラリアン・オープンのチケットはすぐに売り切れる。

 その試合でのサカーリは、日本の日比野菜緒(ブラス)を7-6(4) 6-4で破っていた。

 4回戦進出を決めたあとにファンは前回より幾分大人しかったかと聞かれたサカーリは、「ええ。それは…聞いたところによれば、チケットは売切れていて彼らはチケット見つけることができなかったのよ」と答えた。

 彼女はいずれにせよ、自分を応援するに賑やかなファンたちを弁護した。

「彼らは私の試合で、追い出されるような悪いことは何もしていなかったわ」と彼女は説明した。「あとに何をやっていたかは知らないけど、私の前の試合での彼らはきちんと振舞っていたの」。

(APライター◎ジョン・パイ/構成◎テニスマガジン)

※写真はマリア・サカーリ(ギリシャ)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 24: Maria Sakkari of Greece celebrates after winning her Women's Singles third round match against Madison Keys of the United States on day five of the 2020 Australian Open at Melbourne Park on January 24, 2020 in Melbourne, Australia. (Photo by Daniel Pockett/Getty Images)

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