フェデラーが2年連続決勝進出、チョン・ヒョンは第2セット途中でリタイア [オーストラリアン・オープン]

「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15~28日/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、ディフェンディング・チャンピオンで第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)がチョン・ヒョン(韓国)と対戦。フェデラーが6-1 5-2とした第2セット第8ゲーム、自身のサービスゲームで30-30となった時点でチョンが棄権したため、フェデラーの決勝進出が決まった。試合時間は1時間2分。

 全豪に19年連続出場となるフェデラーは、これまでに5度の優勝(2004年、06~07年、10年、17年)を飾っている。昨年は決勝でラファエル・ナダル(スペイン)を6-4 3-6 6-1 3-6 6-3で倒し、自身の持つ史上最多記録を更新する18度目のグランドスラム制覇を達成していた。

 両者は今回が初対戦。21歳のチョンは、昨年11月に開催された21歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」(イタリア・ミラノ/室内ハードコート)の初代チャンピオンで、今大会では3回戦で第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を5-7 7-6(3) 3-6 6-3 6-0で、準々決勝では全豪で6度の優勝を誇るノバク・ジョコビッチ(セルビア)を7-6(4) 7-5 7-6(3)で破る金星を挙げ、韓国人選手として史上初のグランドスラム4強入りを決めていた。

 今大会でのフェデラーは、1回戦でアルヤズ・べデネ(スロベニア)を6-3 6-4 6-3で、2回戦でヤン レナード・ストルフ(ドイツ)を6-4 6-4 7-6(4)で、3回戦で第29シードのリシャール・ガスケ(フランス)を6-2 7-5 6-4で、4回戦でマートン・フクソービッチ(ハンガリー)を6-4 7-6(3) 6-2で、準々決勝では第19シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を7-6(1) 6-3 6-4で破り、全試合ストレート勝利で準決勝まで勝ち進んでいた。

 フェデラーは大会連覇と20度目のグランドスラム制覇をかけて、第6シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。チリッチは前日に行われた準決勝で、ノーシードから勝ち上がってきたカイル・エドマンド(イギリス)を6-2 7-6(4) 6-2で下しての勝ち上がり。

※写真は準決勝で対戦したロジャー・フェデラー(スイス/右)とチョン・ヒョン(韓国)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 26: Hyeon Chung of South Korea shakes hands with Roger Federer of Switzerland after Chung retired hurt in their semi-final match against on day 12 of the 2018 Australian Open at Melbourne Park on January 26, 2018 in Melbourne, Australia. (Photo by Mark Kolbe/Getty Images)

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