6位ティームが62位ゴヨブチックに苦戦の末、勝利 [ロレックス・パリ・マスターズ]
フランス・パリで開催されている「ロレックス・パリ・マスターズ」(ATP1000/10月30日~11月5日/賞金総額427万3775ユーロ/室内ハードコート)のシングルス2回戦で、第5シードのドミニク・ティーム(オーストリア)はラッキールーザーで出場した世界ランク62位のペーター・ゴヨブチック(ドイツ)を6-4 6-7(3) 6-4で倒すのに4つのマッチポイントを必要とした。
自らのサービスゲームで試合を終わらせるチャンスに3度ミスしたあと、ティームは午前0時に、ブレークによってついに試合を終わらせた。4-5から試合にとどまるためサービスキープしようとしていたゴヨブチックのフォアハンドがアウトとなって勝負は決まった。
フレンチ・オープンで2度準決勝に進出しているティームは、今年のUSオープン4回戦でフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)に対するスリリングな5セットマッチで敗れて以来、かなり調子を崩している。彼は次の3回戦で、USオープン準優勝者のケビン・アンダーソン(南アフリカ)とフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)の試合の勝者と対戦する。
火曜日に行われたそのほかの2回戦では、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したニコラ・マウ(フランス)が第8シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を6-4 6-1で倒す番狂わせをやってのけた。もうひとつの驚きは、第10シードのサム・クエリー(アメリカ)が予選を勝ち上がったフィリップ・クライノビッチ(セルビア)に4-6 4-6で敗れたことだ。
カレーニョ ブスタの敗戦は、ロンドンでのATPファイナルズの出場権を獲得する可能性に、不利な影響を与えるものだ。彼が出場できるか否かは、今や彼自身の手を離れ、ほかのライバルたちのここでの成績次第となる。一方、クエリーがロンドン行きの切符を勝ち獲る可能性はなくなった。
早い段階でブレークを許した劣勢を克服し、マウはダウン・ザ・ラインへフォアハンド・ウィナーを放ち、カレーニョ ブスタに対し2度目のブレークを果たして第1セットをつかんだ。
35歳のマウは5つのブレークポイントをしのがなければならなかったが、第2セットでもカレーニョ ブスタのサービスゲームを2度ブレークし、4-0とリードを奪った。
クエリーは77位のクライノビッチに対し、通常は非常に頼りになるサービスをキープできず、3度もブレークを許した。クライノビッチは3回戦でマウと対戦する。
なお、未消化だった1回戦では、カイル・エドマンド(イギリス)が1セットダウン後に第2セットでも0-3という劣勢を覆し、マッチポイントをしのいだ末にエフゲニー・ドンスコイ(ロシア)を5-7 7-6(7) 6-3で下した。
この日10本のサービスエースを記録したエドマンドは、次のラウンドで第16シードのジャック・ソック(アメリカ)と対戦する。
また、パブロ・クエバス(ウルグアイ)、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)、アドリアン・マナリノ(フランス)、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)、ジョアン・ソウザ(ポルトガル)、そしてベルダスコも、それぞれ1回戦で勝利をおさめた。
水曜日に行われる2回戦で、ラファエル・ナダル(スペイン)がチョン・ヒョン(韓国)を破れば、彼は年末の最終ランキングで1位の座を確実なものにすることができる。ナダルがこれ以前にシーズンをナンバーワンで終えたのは2013年のことで、それ以降はノバク・ジョコビッチ(セルビア)とアンディ・マレー(イギリス)がランキング1位の座を占めていた。
また、日曜日のスイス室内決勝でロジャー・フェデラー(スイス)に敗れ、準優勝に終わっていたデル ポトロは、2回戦で予選を勝ち上がったソウザと対戦する。第13シードのデル ポトロが、11月12日から始まるロンドンでのATPファイナルズ出場権を獲得するためには、ここパリで優勝する必要がある。
フェデラーは、ロンドンに向け活力ある状態を保つため、パリを欠場する決断を下した。彼はロンドンで今季8つ目のタイトルを目指すことになる。(C)AP(テニスマガジン)
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