ヒンギスがWTAファイナルズ後にまた引退「トップにいるときにやめたい」
シンガポールで開催されている「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」(10月22~29日/賞金総額700万ドル/室内ハードコート)でダブルスに出場しているマルチナ・ヒンギス(スイス)が、大会終了時にキャリア3度目となる引退をする旨を発表した。
ヒンギスは最初、ダブルスの準々決勝に勝ったあとに、ツイッターとフェイスブックに流れていたニュースは事実であると認めた。ヒンギスとチャン・ユンジャン(台湾)の第1シード・ペアは、アンナ レナ・グロエネフェルト(ドイツ)/クべタ・ペシュク(チェコ)を6-3 6-2で倒した。
「ラティシャ(チャン)には今年のスタート時から、『これはもしかすると私の最後の年になるかもしれない』と言ってあったの」とヒンギスは言った。「人々は、このようなシーズンのあとには続けようと思うのかもしれないけれど、私は完璧なタイミングだと思う。だって、トップにいるときにやめたいものだから」。
ヒンギスは、「これ以上いい終わり方は望めないわ」という。
37歳のヒンギスは、やめたり復帰したりを繰り返したそのキャリアを通し、グランドスラムで5つのシングルス・タイトル、18の女子ダブルス・タイトル、7つのミックスダブルス・タイトルを獲得した。
全大会を合わせれば、彼女は43のシングルス・タイトルに、64のダブルス・タイトルを獲得しており、シングルスとダブルスの双方で同時に世界ナンバーワンだったことのある6人の選手のうちの一人だ。
今年、ヒンギスはチャンとのUSオープン優勝を含め、9つの女子ダブルス・タイトルを獲得していた。彼女はまた、ジェイミー・マレー(イギリス)と組んで、ウインブルドンとUSオープンのミックス・ダブルスでも優勝している。
ヒンギスは、昨年はサーニャ・ミルザ(インド)と組み、WTAファイナルズのダブルスでも優勝していた。
彼女は最初、2003年に故障を理由に引退した。
2006年に復帰したが、2007年ウインブルドンの最中にコカインで陽性と判定されたあと、ふたたびテニス界を去った。すでに引退していたにも関わらず、2008年に彼女は薬物テストで陽性だったかどで、2年間の出場停止処分を言い渡されている。
「前回(引退したとき)には、シングルス、それからダブルスで、もっとやってのけられるのではないか、という考えがいつも脳裏にあった」とヒンギスは言った。「でも今は、もう確定だと思う。前に引退したときには、私はもしかしたら戻るかもしれない、と考えていたのよ」。
2013年にヒンギスは、ダブルスのみのプレーヤーとしてテニス界に戻ってきた。彼女は2013年に引退を取り消して復帰して以来、10のグランドスラム・ダブルス・タイトルを獲得している。
「私は未来に待っているものを楽しみにしているし、テニスは常に私の人生の一部よ」と話したヒンギスは、それから「私が、もはやなくなることを残念だと思わないものが一つあるとしたら、それは旅行ね」と言い添えた。(C)AP(テニスマガジン)
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