メドベージェフが連覇に向けて1勝目、ワウリンカは準々決勝進出 [サンクトペテルブルク・オープン]

※写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「サンクトペテルブルク・オープン」(ATP500/ロシア・サンクトペテルブルク/10月12~18日/賞金総額139万9370ドル/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が不安定なスタートから回復し、リシャール・ガスケ(フランス)を3-6 6-3 6-0で倒してタイトル防衛への挑戦をスタートさせた。
 
 22本のサービスエースを叩き込んだメドベージェフは、USオープン準決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)に敗れてからの3連敗に終止符を打った。彼はUSオープンのあと、ハンブルクとフレンチ・オープンで初戦負けを喫していたのだ。

 メドベージェフは2回戦で、予選勝者のニーノ・セルダルシッチ(クロアチア)に対して3-6 7-6(5) 6-2の逆転勝ちをおさめたライリー・オペルカ(アメリカ)と対戦する。

 この日は2回戦が2試合行われ、キャメロン・ノリー(イギリス)がミオミル・キツマノビッチ(セルビア)に7-5 6-7(5) 6-3で競り勝ち準々決勝進出一番乗りを決め、第5シードのスタン・ワウリンカ(スイス)はエフゲニー・ドンスコイ(ロシア)を6-1 3-6 6-3で振りきった。

 今大会にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した地元ロシアのドンスコイは、12回のサンクトペテルブルク出場で一度も2回戦を超えたことがない。

 第2シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)はこの日行われた1回戦で、1時間3分しかかけずにラッキールーザーで本戦入りしたビクトル・トロイツキ(セルビア)を6-2 6-3で退けた。シャポバロフはフレンチ・オープンに第9シードで出場していたが、5時間の戦いの末に2回戦負けを喫していた。

 次のラウンドでシャポバロフが予選勝者のイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)に勝てば、準々決勝の相手はワウリンカとなる。

 そのほかの試合では、ユーゴ・アンベール(フランス)が予選勝者のパベル・コトフ(ロシア)を4-6 6-2 6-3で、ワイルドカードで出場したロマン・サフィウリン(ロシア)はラッキールーザーのエミリオ・ゴメス(エクアドル)を6-4 6-2で下し、それぞれ2回戦に駒を進めた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)
ST PETERSBURG, RUSSIA - OCTOBER 14: Daniil Medvedev during the ATP St. Petersburg Open on October 14, 2020 at Sibur Arena in Saint Petersburg, Russia. (Photo by Anatoliy Medved/Icon Sportswire via Getty Images)

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写真◎Getty Images

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