サバレンカとアザレンカがWTAツアーで初となるベラルーシ人対決の決勝へ [オストラバ・オープン]

写真はUSオープンでのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)

WTAツアー公式戦の「J&T銀行オストラバ・オープン」(WTAプレミア/チェコ・オストラバ/10月19~25日/賞金総額52万8500ドル/室内ハードコート)の女子シングルス準決勝が行われ、第3シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と第4シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)がWTAツアーで初となるベラルーシ人対決の決勝を実現させた。

 元世界ランク1位のアザレンカはマリア・サカーリ(ギリシャ)を6-1 6-3で退け、ツアーレベルの大会で40回目の決勝進出を決めた。アザレンカは8月にウエスタン&サザン・オープンを制し、2016年以来の優勝を果たした。彼女はここオストラバで、今年ふたつ目のタイトルを目指すことになる。

 USオープンでも決勝に進出していたアザレンカは今年3度目の決勝への道程でサカーリのサービスゲームを5度ブレークし、自分は1ゲームを除いてすべてキープした。

 サバレンカはジェニファー・ブレイディ(アメリカ)を6-4 6-4で倒すのにより激しく戦わなければならなかったが、2月にドーハで開催されたカタール・オープンに続く今季2つ目のトロフィーを手にするチャンスを手に入れた。3度あったブレークのチャンスをすべて1本でものにしたサバレンカは、自身が直面した6つのブレークポイントのうち5本をセーブして重要な場面で強さを発揮した。

 最終日の決勝ではアザレンカがキャリア22勝目、サバレンカは7勝目をかけて対決する。

 この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックのため特にアジアで多くの大会がキャンセルとなった中、WTAツアーの暫定カレンダーに組み込まれた。感染者が急増しているチェコでは6人以上が集まるイベントを制限する措置が政府によって取られており、今大会は例外として開催を許されたが無観客で行われている。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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