サバレンカがアザレンカとのベラルーシ人対決の決勝を制す [オストラバ・オープン]

写真はドーハの大会でのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)

WTAツアー公式戦の「J&T銀行オストラバ・オープン」(WTAプレミア/チェコ・オストラバ/10月19~25日/賞金総額52万8500ドル/室内ハードコート)のベラルーシ人対決となった女子シングルス決勝で、第3シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第4シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を6-2 6-2で下して栄冠に輝いた。

 試合はハードヒッターのサバレンカが支配したが、元世界ナンバーワンのアザレンカは第2セットで理由のはっきりしない健康の問題で目に見えてプレーに支障をきたし、メディカルタイムアウトと治療を必要とした。

 世界ランク12位で22歳のサバレンカにとってこれは2月にドーハで開催されたカタール・オープンに続く今年ふたつ目のタイトルであり、キャリア7度目のツアー優勝でもあった。

「あなたが早く元気になるよう願っているわ」とサバレンカは勝利後の短いオンコートインタビューでアザレンカに声をかけた。

 第2セット1-4とリードされた場面で治療を受けたアザレンカはブレークをひとつ返したが、サバレンカが直ぐにこの日5度目のブレークを果たして次のゲームをキープして試合を締めくくった。ふたりは先月にUSオープン2回戦で対戦し、サバレンカを6-1 6-3で退けたアザレンカは最終的に決勝まで勝ち進んでいた。

 エリース・メルテンス(ベルギー)とのコンビで第1シードとしてダブルスにも出場していたサバレンカは、このあとに行われた決勝でガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/ルイーザ・ステファニー(ブラジル)を6-1 6-3で倒して単複2冠を達成した。

 この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックのため特にアジアで多くの大会がキャンセルとなった中、WTAツアーの暫定カレンダーに組み込まれた。感染者が急増しているチェコでは6人以上が集まるイベントを制限する措置が政府によって取られていたが、今大会は例外として開催を許されたが無観客で行われた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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