ディミトロフがチチパスから初勝利、ベスト8が出揃う [エルステ・バンク・オープン]

写真は1回戦でのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「エルステ・バンク・オープン」(ATP500/オーストリア・ウィーン/10月26日~11月1日/賞金総額155万950ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦最後の試合で、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-7(5) 6-4 6-3で倒してベスト8が出揃った。

 試合を通してディミトロフはサービスゲームをキープしたが、第1セットではタイブレークで5-0とリードしていたにも関わらず巻き返されてしまった。

「そのような状況から抜け出るというのは決して容易なことじゃない」とディミトロフはコメントした。「僕は信じ続け、正しいプレーをし続け、試合の中に留まって奮闘し続けた。それがもっとも大事なことだった」。

 ふたつ目のマッチポイントをものにしたディミトロフは、チチパスに対するキャリア初の勝利をおさめた。両者は今月のフレンチ・オープン4回戦で対戦しており、チチパスがディミトロフを倒していた。

 ディミトロフは次のラウンドで、ダニエル・エバンズ(イギリス)と対戦する。エバンズは双方のセットでワンブレークダウンから挽回し、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したユーリ・ロディオノフ(オーストリア)を7-5 6-3で倒した。

 また第2シードのドミニク・ティーム(オーストリア)はクリスチャン・ガリン(チリ)を6-3 6-2 で下し、同じく準々決勝に進出した。ティームはそこで、第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦する。

 前年度覇者のティームは自分のサービスゲームで10ポイントしか落とさず、1時間余りで勝利をものにした。
 
「本当にいい試合だった。最初から最後まで、非常に堅固な戦いができたと思う」とティームはオンコートインタビューで満足感を口にした。

 今季5つ目のタイトルを目指すルブレフは第1セット2-1リードとなったところでワイルドカードで出場した19歳のヤニク・シンネル(イタリア)が足の負傷で棄権したため、早々に勝ち上がりを決めた。

「ルブレフは先週トップ10入りしており、そのプレーぶりから見ても今の時点で世界のベスト5のひとりだと言えると思う」と世界ランク8位のルブレフとよく一緒に練習を行っているティームは警戒した。

 そのほかの試合では、第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が予選勝者のバセック・ポスピショル(カナダ)に4-6 6-3 6-2で挽回勝ちし、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)はホベルト・ホルカシュ(ポーランド)に7-6(6) 7-6(2)で競り勝った。世界42位のソネゴは予選決勝で敗れたが、第6シードで出場予定だったディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)が肩の故障で欠場したことでラッキールーザーとして本戦出場権を手に入れていた。

 準々決勝では、メドベージェフが2018年優勝者のケビン・アンダーソン(南アフリカ)と、ソネゴは第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。

 健康と安全に関する対策が厳しくなる中、9000人収容のシュタットハレ・アリーナには1000人の観客が入場を許されている。(APライター◎エリック・ウィレムセン/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images