ペア結成1年目のクールホフ/メクティッチがコンビ初優勝をキャリア最大のタイトルで飾る [Nitto ATPファイナルズ]

写真は男子ダブルス優勝のヴェスレイ・クールホフ(オランダ/左)とニコラ・メクティッチ(オランダ/クロアチア)(Getty Images)

男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月15~22日/賞金総額570万ドル/室内ハードコート)の男子ダブルス決勝で、第5シードのヴェスレイ・クールホフ(オランダ)/ニコラ・メクティッチ(クロアチア)が第7シードのユルゲン・メルツァー(オーストリア)/エドゥアール・ロジェ バセラン(フランス)を6-2 3-6 [10-5]で倒してコンビ初優勝を飾った。試合時間は1時間16分。

 クールホフ/メクティッチはグループ・マイク・ブライアンを2勝1敗の首位で勝ち上がり、準決勝では第4シードのマルセル・グラノイェルス(スペイン)/ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)を6-3 6-4で破って最終日に駒を進めていた。

 今シーズンからペアを組み始めたクールホフとメクティッチは9月のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)で準優勝を飾り、10月にはフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)で4強入りしていた。31歳のクールホフは、今回がATPファイナルズ初出場だった。

 ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

 ロンドンでATPファイナルズが開催されるのは今年までとなっており、2021年から25年まではイタリア・トリノで行われることが決まっている。(テニスマガジン)

※[ ]数字はシード順位

決勝トーナメント|ダブルス

決勝

○ヴェスレイ・クールホフ/ニコラ・メクティッチ(オランダ/クロアチア)[5] 6-2 3-6 [10-5] ●ユルゲン・メルツァー/エドゥアール・ロジェ バセラン(オーストリア/フランス)[7]

準決勝

○ユルゲン・メルツァー/エドゥアール・ロジェ バセラン(オーストリア/フランス)[7] 6-7(4) 6-3 [11-9] ●ラジーブ・ラム/ジョー・ソールズベリー(アメリカ/イギリス)[2]

○ヴェスレイ・クールホフ/ニコラ・メクティッチ(オランダ/クロアチア)[5] 6-3 6-4 ●マルセル・グラノイェルス/ホレイショ・ゼバロス(スペイン/アルゼンチン)[4]

ラウンドロビン|ダブルス

グループ・ボブ・ブライアン

■11月16日(月)

○マテ・パビッチ/ブルーノ・ソアレス(クロアチア/ブラジル)[1] 6-7(6) 6-1 [10-4] ●ユルゲン・メルツァー/エドゥアール・ロジェ バセラン(オーストリア/フランス)[7]

○マルセル・グラノイェルス/ホレイショ・ゼバロス(スペイン/アルゼンチン)[4] 7-6(2) 7-5 ●ジョン・ピアース/マイケル・ビーナス(オーストラリア/ニュージーランド)[6]

■11月18日(水)

○マルセル・グラノイェルス/ホレイショ・ゼバロス(スペイン/アルゼンチン)[4] 7-6(4) 6-7(4) [10-8] ●マテ・パビッチ/ブルーノ・ソアレス(クロアチア/ブラジル)[1]

○ユルゲン・メルツァー/エドゥアール・ロジェ バセラン(オーストリア/フランス)[7] 2-6 7-6(4) [12-10] ●ジョン・ピアース/マイケル・ビーナス(オーストラリア/ニュージーランド)[6]

■11月20日(金)

○マテ・パビッチ/ブルーノ・ソアレス(クロアチア/ブラジル)[1] 6-7(2) 6-3 [10-8] ●ジョン・ピアース/マイケル・ビーナス(オーストラリア/ニュージーランド)[6]

○ユルゲン・メルツァー/エドゥアール・ロジェ バセラン(オーストリア/フランス)[7] 6-6 Ret. ●マルセル・グラノイェルス/ホレイショ・ゼバロス(スペイン/アルゼンチン)[4]

《グループ・ボブ・ブライアン|最終順位》

1位 メルツァー/ロジェ バセラン:2勝1敗(セット5-3、ゲーム18-25)
2位 グラノイェルス/ゼバロス:2勝1敗(セット4-3、ゲーム28-24)
3位 パビッチ/ソアレス:2勝1敗(セット5-4、ゲーム39-32)
4位 ピアース/ビーナス:0勝3敗(セット2-6、ゲーム33-37)

グループ・マイク・ブライアン

■11月15日(日)

○ラジーブ・ラム/ジョー・ソールズベリー(アメリカ/イギリス)[2] 7-5 3-6 [10-5] ●ルーカシュ・クボト/マルセロ・メロ(ポーランド/ブラジル)[8]

○ヴェスレイ・クールホフ/ニコラ・メクティッチ(オランダ/クロアチア)[5] 6-7(3) 7-6(4) [10-7] ●ケビン・クラウィーツ/アンドレアス・ミース(ドイツ)[3]

■11月17日(火)

○ケビン・クラウィーツ/アンドレアス・ミース(ドイツ)[3] 6-2 7-6(5) ●ルーカシュ・クボト/マルセロ・メロ(ポーランド/ブラジル)[8]

○ヴェスレイ・クールホフ/ニコラ・メクティッチ(オランダ/クロアチア)[5] 7-6(5) 6-0 ●ラジーブ・ラム/ジョー・ソールズベリー(アメリカ/イギリス)[2]

■11月19日(木)

○ラジーブ・ラム/ジョー・ソールズベリー(アメリカ/イギリス)[2] 7-6(5) 6-7(4) [10-4] ●ケビン・クラウィーツ/アンドレアス・ミース(ドイツ)[3]

○ルーカシュ・クボト/マルセロ・メロ(ポーランド/ブラジル)[8] 6-4 6-7(2) [10-8] ●ヴェスレイ・クールホフ/ニコラ・メクティッチ(オランダ/クロアチア)[5]

《グループ・マイク・ブライアン|最終順位》

1位 クールホフ/メクティッチ:2勝1敗(セット5-3、ゲーム38-32)
2位 ラム/ソールズベリー:2勝1敗(セット4-4、ゲーム31-37)
3位 クラウィーツ/ミース:1勝2敗(セット4-4、ゲーム39-36)
4位 クボト/メロ:1勝2敗(セット3-5、ゲーム32-35)

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写真◎Getty Images

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