サカーリがケニンを倒して準決勝進出、最後の10ゲーム連取で逆転勝利 [アブダビWTA女子オープン]

写真はマリア・サカーリ(ギリシャ)(Getty Images)

2021年のWTAツアー開幕戦となる「アブダビWTA女子テニスオープン」(WTA500/アラブ首長国連邦・アブダビ/1月6~13日/賞金総額56万5530ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、第9シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)が1セットダウンから挽回して第1シードのソフィア・ケニン(アメリカ)を2-6 6-2 6-0で倒した。試合時間は1時間31分。

 3度目の対戦で初めてケニンに勝ったサカーリは、トップ5の選手から5度目の勝利をマークした。両者は2018年に2度対戦し、7月のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)の1回戦は6-4 1-6 6-1で、8月のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の2回戦では4-6 6-1 6-4で、いずれもケニンが勝っていた。

 ケニンは試合開始からブレークポイントに直面することなく4-1とリードするなど好スタートを切ったが、第2セット第5ゲームをサカーリがラブゲームでキープしてから10ゲームを連続で落として試合をひっくり返されてしまった。

 サカーリは次のラウンドで、第6シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン)を6-4 4-6 6-3で破って勝ち上がった第4シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。2020年シーズンの最後を2大会連続優勝で締めくくったサバレンカは連勝を「13」まで伸ばしており、サカーリとの対戦成績では3勝1敗とリードしている。

 もうひとつの準決勝は、ベロニカ・クデルメトワ(ロシア)とマルタ・コスチュク(ウクライナ)のノーシード対決となった。クデルメトワが第2シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)に5-7 6-3 7-6(3)で競り勝ち、18歳のコスチュクはサラ・ソリベス トルモ(スペイン)を0-6 6-1 6-4で振りきった。(テニスマガジン)


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写真◎Getty Images

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