プリスコバが世界292位に敗れる番狂わせ、16強が出揃う [アブダビWTA女子オープン]

写真はカロリーナ・プリスコバ(チェコ)(Getty Images)

2021年のWTAツアー開幕戦となる「アブダビWTA女子テニスオープン」(WTA500/アラブ首長国連邦・アブダビ/1月6~13日/賞金総額56万5530ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第3シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が世界ランク292位のアナスタシア・ガサノワ(ロシア)に2-6 4-6で敗れる番狂わせが起きた。試合時間は1時間15分。

 予選決勝で柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)にフルセット勝利をおさめてWTAツアー初出場を決めた21歳のガサノワは、トップ100の選手と対戦したのは今回が初めてだった。ガサノワは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていたサラ・ソリベス トルモ(スペイン)と対戦する。

 プリスコバはサービスエースを8本決めたが5度ブレークを許し、アンフォーストエラーは相手の15本に対して28本だった。シングルスでツアー通算16勝を挙げている2017年からシーズン最初の大会で3度タイトルを獲得しており、昨年はブリスベン(WTAプレミア/ハードコート)で優勝していた。

キャリア最大の勝利を挙げた21歳のアナスタシア・ガサノワ(ロシア)
キャリア最大の勝利を挙げた21歳のアナスタシア・ガサノワ(ロシア)(Getty Images)

 この日プレーしたそのほかの上位シード勢は、第2シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)がベラ・ズボナレワ(ロシア)を6-4 6-1で、第5シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)がアリャクサンドリラ・サスノビッチ(ベラルーシ)を6-1 6-4で、第6シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン)がワン・シユ(中国)を6-4 6-4で下し、それぞれ2回戦を突破した。

 そのほかの試合では、第9シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)がコリ・ガウフ(アメリカ)を7-5 6-2で、第17シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)がヘザー・ワトソン(イギリス)を7-5 6-7(7) 6-3で、マルタ・コスチュク(ウクライナ)はシェイ・スーウェイ(台湾)を6-3 6-7(4) 6-3で倒し、ベスト16が出揃った。

 またダリア・カサキナ(ロシア)は2回戦で対戦予定だった第12シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)が体調不良で棄権したため、不戦勝で16強入りが決まった。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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