錦織がメルボルンでの隔離生活について近況報告「いろいろとありまして…」
アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスからのチャーター便でメルボルン入りした錦織は、同乗者に新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性と判定された人物が出たため他の選手たちと同じくより厳格な隔離生活を強いられている。
動画の中で「僕は今、メルボルンのホテルにいます。いろいろとありまして、いま僕は2週間の隔離期間になっています」と報告した錦織は、「2週間じっとしていたあとにテニスの試合をするということはリスクしかないのですが、まあしょうがないので前を向いて毎日過ごしていきたいと思います」と語った。
錦織は隔離生活について「汗も流していないのに時差ボケがない」のはいいこととしながらも「ボールを打てないのと走ったりできない」と苦労を打ち明け、「部屋の中でエクササイズしたり自分のプレー動画を見て少しでもテニスをしている気にさせている」など工夫しながら「最大限できるトレーニングをして、部屋で過ごしています」と話した。
全豪に2年ぶり10回目の出場となる30歳の錦織は、過去4度(2012年、15~16年、19年)のベスト8がこれまでの最高成績。前回プレーした2019年は3試合のフルセットを乗り越えたあと、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)との準々決勝を第2セット途中でリタイアしていた。
2020年シーズンの錦織は9月のキッツビューエル(ATP250/クレーコート)で右肘の手術から約1年ぶりに復帰したが、フレンチ・オープン(フランス・パリ)を含むクレーコートの4大会でプレーして2勝4敗の戦績を残した。今季は2月1日(月)から始まる世界テニス国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)からスタートする予定で、全豪でプレーしたあとはヨーロッパでの室内ハードコート大会への出場を予定している。(テニスマガジン)
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— Kei Nishikori (@keinishikori) January 19, 2021
撮影◎小山真司 / SHINJI OYAMA
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