「世界中の誰が相手でも倒せる才能あふれた選手。ただオフコートではリスペクトしていない」キリオスについて聞かれたジョコビッチ

1回戦でジェレミー・シャルディを退けたジョコビッチ

ニック・キリオス(オーストラリア)とノバク・ジョコビッチ(セルビア)は長くお互いを批判し続けている。特にキリオスはジョコビッチが昨年6月に主催したエキシビションマッチ「アドリア・ツアー」でジョコビッチを含むトップ選手複数人が新型コロナウイルス(COVID-19)に感染したことを"間抜け"だと批判した。

 その批判について問われたジョコビッチは選手としてのクオリティーと能力を称えつつも、人間性を批判した。

「テニス界にとって貴重な選手。他の選手とはテニスに対する考え方が異なり、自分の道を進んでいる。オフコートでも自分が正しいと思う道を進む。彼をリスペクトしている。彼に限らず、僕はすべての人をリスペクトしている。自分を表現し、何をしたいかを選ぶ権利や自由は誰にでもある。彼のテニスは本当にすごいと思う。とても才能にあふれた選手だ。その強さは本物だし、世界中の誰でも倒せるだけの力を持っている」

 しかし、このあとに批判的な言葉を並べたことが大きな反響を呼んでいる。 

「オフコートでの彼を、正直それほどリスペクトしていない。この言葉で締めくくりたい。これ以上彼について、彼のコメントについて、そして彼が何をしようとしているのかに関してコメントを控えたい」

 オーストラリアン・オープンで2人が順調に勝ち進めば準決勝で対戦することになるが、果たして今大会での激突は実現するだろうか。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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