ジョコビッチがティアフォーにやや苦戦も3回戦へ [オーストラリアン・オープン]

写真はコートをあとにするフランシス・ティアフォー(アメリカ/右)を称えるノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)

今年最初のグランドスラム大会となる「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦2月8~21日/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がフランシス・ティアフォー(アメリカ)を6-3 6-7(3) 7-6(2) 6-3で倒してベスト32に進出した。試合時間は3時間30分。

 全豪に17年連続出場となる33歳のジョコビッチは、昨年の大会で同種目の新記録を更新する8度目(2008年、11~13年、15~16年、19~20年)の優勝を果たした。決勝ではドミニク・ティーム(オーストリア)を6-4 4-6 2-6 6-3 6-4で倒し、大会連覇を成し遂げた。

 両者は今回が初対戦。元世界ランク29位で23歳のティアフォーは、2年前の全豪でグランドスラム自己最高のベスト8入りを決めていた。

 今大会でのジョコビッチは1回戦でジェレミー・シャルディ(フランス)を6-3 6-1 6-2で好スタートを切っていたが、早くもセットを落としてしまった。

 2020年シーズンのジョコビッチは全豪で通算17回目のグランドスラム制覇を果たし、8月にウェスタン&サザン・オープン(ATP1000/ハードコート)で優勝して9大会あるATPマスターズ1000の大会をそれぞれ2度以上制す「ダブルゴールデンマスターズ」の偉業を達成し、9月にはローマ(ATP1000/クレーコート)でマスターズ36勝目を挙げてラファエル・ナダル(スペイン)を抜いて単独トップに立った。

 最終的にジョコビッチは通算6度目(2011~12年、14~15年、18年、20年)の年末世界ランク1位を決め、1990年代(1993年~98年)にピート・サンプラス(アメリカ)が樹立した最多記録に並んだ。

 ジョコビッチは次のラウンドで、ライリー・オペルカ(アメリカ)との同胞対決を4-6 7-6(6) 6-7(4) 7-6(5) 6-2で制して勝ち上がった第27シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)と対戦する。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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