ハレプが驚異の粘りを発揮し逆転勝利、大坂は快勝で2回戦を突破 [オーストラリアン・オープン]

写真はシモナ・ハレプ(ルーマニア)(Getty Images)

今年最初のグランドスラム大会となる「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦2月8~21日/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が第3セット2-5の劣勢を跳ね返してアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)を4-6 6-4 7-5で倒す逆転劇を演じた。試合時間は2時間34分。

 第3セット第8ゲームと第10ゲームであと2ポイントというところまで追い詰められたハレプだったが、マッチポイントは一度も与えなかった。

 全豪に11年連続出場となる29歳のハレプは、2018年の大会で初めてベスト8の壁を突破し準優勝。昨年は準決勝で、ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)に6-7(8) 5-7で敗れていた。グランドスラムでは、2018年のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)と2019年のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)でタイトルを獲得している。

 ハレプは次のラウンドで、バルバラ・グラチェワ(ロシア)を5-7 6-2 6-2で破って勝ち上がった第32シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)と対戦する。

 第3シードの大坂なおみ(日清食品)は10本目のサービスエースで試合を締めくくり、元世界ランク4位のカロリーヌ・ガルシア(フランス)を6-2 6-3で退けた。

 そのほかの試合では第14シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)、第15シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)、第27シードのオンス・ジャバー(チュニジア)、フィオナ・フェロ(フランス)、予選勝者のサラ・エラーニ(イタリア)が3回戦に駒を進めた。

 第17シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン)はフェロに4-6 4-6で敗れ、2回戦でシードダウンを喫した。(テニスマガジン)

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー

女子シングルス2回戦|主な試合結果

○71サラ・エラーニ(イタリア)[Q] 6-1 6-0 ●70ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)

○81ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)[14] 6-3 6-1 ●83リュドミラ・サムソノワ(ロシア)[Q]

○89オンス・ジャバー(チュニジア)[27] 6-3 6-2 ●92アンナ カロリーナ・シュミドローバ(スロバキア)[LL]

○96大坂なおみ(日本/日清食品)[3] 6-2 6-3 ●94カロリーヌ・ガルシア(フランス)

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○113イガ・シフィオンテク(ポーランド)[15] 6-2 6-4 ●116カミラ・ジョルジ(イタリア)

○117フィオナ・フェロ(フランス)6-4 6-4 ●120エレナ・リバキナ(カザフスタン)[17]

○121ベロニカ・クデルメトワ(ロシア)[32] 5-7 6-2 6-2 ●123バルバラ・グラチェワ(ロシア)

○128シモナ・ハレプ(ルーマニア)[2] 4-6 6-4 7-5 ●126アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)

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写真◎Getty Images

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