“帰ってきたマクドナルド”が2度目のグランドスラム16強入りを目指す [オーストラリアン・オープン]

UCLA時代の2016年に単複でNCAA(全米大学体育協会)テニス選手権のタイトルを獲得した実績を持つマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)は、ハムストリングの腱を断裂するという大ケガを負って以来となるグランドスラム大会3回戦に戻ってきた。彼はそのケガのため、何週間も歩くことさえできない日々を過ごしていた。
マクドナルドはこの日、第22シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)を6-4 6-2 4-6 6-4で倒すという殊勲をやってのけた。
「率直に言うが、本当に大きな意味がある。無理して控えめに話すつもりはないよ。僕にとって、あのケガのあとに戻ってくるということは…このような大きな宣言と言えるような勝利を挙げることができてすごくいい気分だ」とマクドナルドは語った。
2019年フレンチ・オープンでのダブルスで負傷したあとにマクドナルドは必要となった手術のために6ヵ月以上プレーすることができず、世界ランクを192位にまで落としている。
「僕の身体はケガでひどく弱っていた。すこく注意しなければならず、何もすることができなかったんだ。検疫が話題になったけど、僕はずっと以前にそれを経験していたようなものさ。僕はソファーから動くことができず、何週間もトイレに歩いていくことすらできなかったんだ」と彼は明かした。
辛かった時期を経て、マクドナルドは3年前のウインブルドンで成し遂げたグランドスラム大会におけるこれまでの最高成績に並ぶ4回戦進出を果たしたいと願っている。
「自分がかつてそのレベルにいたのだと知っているというのが一番大きかった。だから僕は何が必要か分かっていたんだ。きっと戻って来れると信じていたよ」とマクドドナルドはコメントした。
土曜日に行われる3回戦で、マクドナルドはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)を6-2 1-6 6-3 6-7(5) 6-3で破って勝ち上がったロイド・ハリス(南アフリカ)と対戦する。(APライター◎ジャスティン・バーグマン/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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