「この速いサーフェスは自分に合っている」グランドスラム初出場でベスト8のカラツェフ [オーストラリアン・オープン]
世界ランク114位のアスラン・カラツェフ(ロシア)が初のグランドスラム出場でベスト8進出と、周囲を驚かせている。4回戦で第20シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を3-6 1-6 6-3 6-3 6-4の逆転勝利で退けた。
過去のグランドスラムは9大会連続で予選敗退に終わっていたが、先月新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの影響で初の海外開催となったカタール・ドーハで行われた今大会予選を勝ち上がった。
予選勝者がオープン化以降のオーストラリアン・オープンでベスト8に進出するのは直近で1989年のゴラン・イバニセビッチ(クロアチア)以来で史上3人目、ランキング114位で同大会ベスト8は1991年のパトリック・マッケンロー(アメリカ/ジョンの弟)以来のことである。
「アメージングな勝利。一生懸命取り組んできたことが、いま実を結んだ。いつそうなるか分からないものだけど、それがこの瞬間に起きたんだ」と周囲の驚きとは対照的に淡々と語った。
ATPカップを制したロシアの中ではダニール・メドベージェフ(ロシア)とアンドレイ・ルブレフ(ロシア)の陰に隠れていたが、突然のブレイクを果たした。世界中のテニスファンに向けて、自分の特徴を語った。
「自分のテニスはビッグサーブをベースにしたアグレッシブなスタイル。ベースラインから下がらず、なるべく短いラリーで仕留めるのが理想だ。ここのサーフェスが速くなり、サービスで攻め込めるから自分にとってはありがたい」とどの選手も速くなったというサーフェスの変化を好意的に受け止めている。
火曜日に行われる準々決勝では、第18シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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