ムラトグルー氏が考える“セレナが目標を達成する方法”とは?

写真はセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)の女子シングルス4回戦をスタンドから見守るパトリック・ムラトグルー氏(Getty Images)

今年最初のグランドスラム大会となる「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦2月8~21日/ハードコート)の大会9日目は、男女単複の準々決勝などが行われる予定になっている。

 セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)はデリケートなバランスを取りながら、オーストラリアン・オープンで24回目のグランドスラム制覇を目指している。

 彼女のコーチであるパトリック・ムラトグルー氏はセレナについて、近い将来のことを考える必要があるが過剰にそうするべきではないと考えている。

「唯一の方法は、好機について考えないようにすることだ。というのも好機や目標達成の見込みについて考えてしまうと、過度に期待してしまうからだ。そして我々皆が知っている通り、期待はプロアスリートの“最高の友達”ではないんだよ」とムラトグルー氏は語った。

「唯一の方法は、自分が望んでいるものをどうやって手に入れるかに集中することだ。自分が欲しいものについて考えるのではなくてね。ただひたすら“何をすべきか”について考えるんだ」

 火曜日に行われる準々決勝で、第10シードのセレナは第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦する。最後にふたりが対戦したのは2019年ウインブルドン決勝でのことであり、その際にハレプは3本しかアンフォーストエラーを犯さずに6-2 6-2で勝っていた。

 それはセレナが最後にメジャー大会で栄冠に輝いた2017年オーストラリアン・オープンでプロ化以降の時代で最多となる四大大会23勝目を挙げて以来、グランドスラム大会決勝で4戦全敗していた時期に含まれていた。

 彼女よりも多く勝っているのは、アマチュア時代とオープン化以降を合わせて「24」のタイトルを獲得したマーガレット・コート(オーストラリア)のみとなっている。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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