デビスカップ日本代表初選出の4人が意気込みを語る

写真は(左上から時計回り)内田海智(富士薬品)、清水悠太(三菱電機)、望月慎太郎(Team YUKA)、上杉海斗(江崎グリコ)(撮影◎菅原淳、小山真司)

男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten」のワールドグループⅠ「日本対パキスタン」(3月5、6日/パキスタン・イスラマバード/グラスコート)の日本代表メンバーが発表され、綿貫陽介(日清食品)、内田海智(富士薬品)、清水悠太(三菱電機)、望月慎太郎(Team YUKA)、上杉海斗(江崎グリコ)の5人が選ばれた。

 5人の中で代表歴があるのは綿貫だけだが、勝敗のかかった場面でプレーした選手がひとりもいないメンバーとなった。

 2020年の予選ラウンド(3月6、7日/兵庫県三木市・ブルボンビーンズドーム/室内ハードコート)でエクアドルと対戦した日本は、0勝3敗で敗れてファイナルズ進出を逃していた。

 パキスタンは同年のワールドグループⅠプレーオフ(3月6、7日/パキスタン・イスラマバード/グラスコート)でスロベニアを3勝0敗で下し、ワールドグループⅠ進出を決めていた。

 両国の対戦は2003年以来で、過去の対戦成績は日本の3戦全勝となっている。

※世界ランクは2月22日付

日本代表メンバー

綿貫陽介(日清食品:シングルス269位/ダブルス620位)
内田海智(富士薬品:シングルス317位/ダブルス871位)
清水悠太(三菱電機:シングルス338位/ダブルス611位)
望月慎太郎(Team YUKA:シングルス639位/ダブルス412位)
上杉海斗(江崎グリコ:シングルス--位/ダブルス1444位T)

監督◎岩渕聡

日本代表初選出の選手コメント


内田海智(富士薬品)

「今まで日本代表が国を背負って戦う姿は、何度も見てきました。その大会に出場できることを、すごく楽しみにしています。日本代表として戦うことは、これからの自分のキャリアに大きな意味をもたらしてくれると思います。今回のメンバーは平均年齢が若く、自分が最年長。選んでいただいたことに自信を持ち、チームでお互いのために一生懸命プレーして、勝利を狙いたいと思います」


清水悠太(三菱電機)

「今回はトップ選手が不在の中、選んでいただいた意味を理解し、プレーする機会があれば日本代表として恥ずかしくないよう、全力で頑張りたいと思います!応援のほど、よろしくお願いいたします」


望月慎太郎(Team YUKA)

「まずはデビスカップ日本代表に選ばれて、とてもうれしく思います。試合に出られることがあれば全力でチームの勝利に貢献できるよう尽くし、出られないときはチームのサポートを全力でしたいと思っています。日本代表のチームとして戦うことがとても好きなので、チーム一丸となって頑張ります」


上杉海斗(江崎グリコ)

「代表選手になることは、自分にとって一番の目標でした。大学出身の選手として団体戦には思い入れがあり、最高の舞台で代表になれることを本当に誇りに思います。ここで活躍することは、今の日本の大学テニス界にとってもよい影響になると思っています。応援よろしくお願いいたします」

 デビスカップは2019年から、新フォーマットに変更されている。新たに改革されたフォーマットは、国際テニス連盟(ITF)と、スペインのサッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体「コスモス」の協力によって開発された。

 24ヵ国がホーム&アウェー方式で争うワールドグループⅠは、ベスト・オブ・3セットマッチで初日にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合(先に3勝したチームの勝利)で行われる。各対戦に勝利した12ヵ国が、来年のファイナルズ予選への出場権を獲得する。(テニスマガジン)

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撮影◎菅原淳、小山真司

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