全日本チャンピオンの中川直樹がITFツアーのシングルスで2013年シーズン以来のタイトル獲得 [M15モナスティル]

写真は2020年全日本テニス選手権での中川直樹(橋本総業ホールディングス)(撮影◎菅原淳 / JUN SUGAWARA)

国際テニス連盟(ITF)の男子ツアー下部大会「マジック・ホテル・ツアーズ」(ITFワールドテニスツアーM15/チュニジア・モナスティル/3月8~14日/賞金総額1万5000ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、中川直樹(橋本総業ホールディングス)がフランコ・アガメノン(イタリア)とのノーシード対決を7-6(3) 6-4で制してチャンピオンに輝いた。試合時間は2時間7分。

 24歳の中川がITFツアーのシングルスでタイトルを獲得したのは、2013年10月のベラクルス(ITF1万ドル/ハードコート)以来でキャリア2度目となる。決勝での戦績は、2勝6敗となった。

 今大会での中川は1回戦でトマーシュ・リポフシェク プチェス(スロベニア)を6-2 6-2で、2回戦で第3シードのヤニック・メルテンス(ベルギー)を4-6 6-3 6-4で、準々決勝で第6シードのサイモン・カー(アイルランド)を6-4 6-4で破り、準決勝はフアン バウティスタ・トーレス(アルゼンチン)の途中棄権で決勝進出を決めていた。

 前週に同地で開催された大会で優勝した田沼諒太(橋本総業ホールディングス)とのペアでダブルスにも出場していた中川は、準決勝でワイルドカード(主催者推薦枠)のダニエレ・カペッキ/サムエレ・ピエリ(ともにイタリア)に4-6 6-3 [8-10]で敗れていた。(テニスマガジン)

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、JEはジュニア・イグザンプト(ITFジュニアランキング上位選手への特別制度)、Altは繰り上がり出場、Ret.は途中棄権

上位の試合結果

男子シングルス決勝

○12中川直樹(日本/橋本総業ホールディングス)7-6(3) 6-4 ●19フランコ・アガメノン(イタリア)

男子シングルス準決勝

○12中川直樹(日本/橋本総業ホールディングス)6-2 1-0 Ret. ●3フアン バウティスタ・トーレス(アルゼンチン)[JE]

○19フランコ・アガメノン(イタリア)5-7 6-0 6-1 ●31ルカ・ジャコミニ(イタリア)

男子シングルス準々決勝

○3フアン バウティスタ・トーレス(アルゼンチン)[JE] 6-4 6-4 ●7スチュアート・パーカー(イギリス)

○12中川直樹(日本/橋本総業ホールディングス)6-4 6-4 ●16サイモン・カー(アイルランド)[6]

○19フランコ・アガメノン(イタリア)6-3 6-1 ●24徳田廉大(日本/イカイ)[4]

○31ルカ・ジャコミニ(イタリア)6-4 6-4 ●26カイ・ウェーネルト(ドイツ)

男子ダブルス決勝

○6ダニエレ・カペッキ/サムエレ・ピエリ(イタリア)[WC] 6-7(6) 6-4 [10-4] ●10ヴラディスラフ・メルニック/コリン・シンクレア(ルーマニア/北マリアナ諸島)[Alt]

男子ダブルス準決勝

○6ダニエレ・カペッキ/サムエレ・ピエリ(イタリア)[WC] 6-4 3-6 [10-8] ●3中川直樹/田沼諒太(橋本総業ホールディングス)

○10ヴラディスラフ・メルニック/コリン・シンクレア(ルーマニア/北マリアナ諸島)[Alt] 4-6 6-3 [10-8] ●16コンスタンティン・シュミッツ/カイ・ウェーネルト(ドイツ)[2]

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撮影◎菅原淳 / JUN SUGAWARA

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