18歳ナカシマが錦織以来の最年少準々決勝進出者に、次は西岡 [デルレイビーチ・オープン]

アメリカ・フロリダ州デルレイビーチで開催されている「デルレイビーチ・オープン」(ATP250/2月17~23日/賞金総額67万3655ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したブランドン・ナカシマ(アメリカ)が予選を勝ち上がったキャメロン・ノリー(イギリス)を7-5 6-2で下し、ここ12年のデルレイビーチでもっとも若い準々決勝進出者になった。

 カリフォルニア州サンディエゴから来た18歳のナカシマは、最初のツアーレベルの大会をプレーしているところだ。彼は今週の2勝で、錦織圭(日清食品)が優勝した2008年大会以降でもっとも若いベスト8進出者となった。

「僕はただ、1回戦でよいプレーが出来ればいいと思っていたんだ」とナカシマはコメントした。「2試合に勝ったあと、自分のテニスに自信がついてきたよ。これからもこの調子が続いて欲しいね。僕はいつだってハイレベルなプロに交じって対抗していけると思っていたけど、それにはチャンスが必要だったんだ」。

 彼は日本に源を持つ父と、ベトナム生まれの母の間に生まれた。父はカリフォルニア生まれで、母は5歳のときにやはりカリフォルニアに移住し、ATPによれば両親はともに薬剤師として働いている。ブランドンはバージニア大学のテニスチームでプレーし、2019年ACC新人王に選ばれていた。

 ナカシマは準々決勝で、日本の西岡良仁(ミキハウス)と対戦する。西岡は2回戦で予選勝者のノア・ルビン(アメリカ)を6-1 6-2で下し、同じくベスト8に駒を進めていた。

 第4シードのライリー・オペルカ(アメリカ)は17本のサービスエースを決め、同胞のマッケンジー・マクドナルドを6-3 6-4 破り、クォン・スンウ(韓国)はワイルドカードで出場したライアン・ハリソン(アメリカ)を6-4 3-6 7-6(0)で下した。オペルカとクォンは次の準々決勝で顔を合わせることになる。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はブランドン・ナカシマ(アメリカ)、2019年12月28日撮影
HONOLULU, HI - DECEMBER 28: Brandon Nakashima of the United States sets up a volley at the net during the finals of the Hawaii Tennis Open against Sam Querrey of the United States at the Stan Sheriff Center on December 28, 2019 in Honolulu, Hawaii. (Photo by Darryl Oumi/Getty Images)

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