ATPに不満を爆発させたポスピショルがガウデンツィ会長に噛みつく [マイアミ・オープン]
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とともに男子プロ選手を代表する新しい団体(プロフェッショナルテニスプレーヤー協会=PTPA)を設立しようとしているポスピショルは水曜日、予選勝者のマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)に3-6 6-4 3-6で敗れた。
第1セットで崩壊したあとのチェンジコートの間にポスピショルはATP会長のアンドレア・ガウデンツィ(イタリア)を冒涜するような発言をし、火曜日の夜にふたりが出席した会合について不満を爆発させた。
「(ガウデンツィが)プレーヤーを団結させるための選手ミーティングで1時間半に渡って僕を怒鳴りつけたんだ。もし僕を失格にするなら、喜んでこの組織全体を訴えてやるよ!」とスピショルは主審に向かって言い放ったのだ。
その数時間後、ポスピショルはツイッターを通して試合中の行為について謝罪した。
「僕は自分が愛するスポーツに無礼な行為をしてしまいました。それについては本当に申し訳なく思います。僕は昨夜行われた選手とATP幹部との会議で非常に気持ちを乱され、コートに出るまでそれらの感情が自分に与える負荷を過少評価していました。コートでの振る舞いと使った言葉についてお詫びしたいと思います」と彼は謝罪文を投稿した。
世界ナンバーワンのジョコビッチとポスピショルは、北アメリカのチームスポーツと違ってこれまで労働組合を持たなかったテニスプレーヤーを代表するグループを創設しようとしている。
ポスピショルの批判に関して、ATPはコメントの要請に応えなかった。彼は怒ってボールをコート外に打ちだし、第1セットで2度ラケットを叩き壊した。自分のサービスゲームでセットポイントに直面していた彼は暴言を吐いたことで警告を受け、ポイントペナルティでセットを失った。
2014年に世界ランク自己最高の25位をマークしたポスピショルは、現在67位につけている。(APライター◎スティーブン・ワイン/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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