フェデラーがフレンチ・オープン出場を表明、母国ジュネーブの大会にも参戦

写真は2019年フレンチ・オープンでのロジャー・フェデラー(スイス)(Getty Images)

グランドスラム大会優勝歴20回のロジャー・フェデラー(スイス)が日曜日に自身のツイッターを更新し、フレンチ・オープンに出場すると発表した。そして彼は来月のジュネーブでの大会に出場し、母国のクレーコートで準備をするプランを明かした。

「ジュネーブとパリでプレーするとお知らせできることをうれしく思います。そのときまで僕は練習に時間を費やすつもりです。スイスでふたたびプレーする日が待ちきれません」とフェデラーは綴った。

 5月30日にパリでフレンチ・オープンが開幕するする少し前、フェデラーは5月16日から22日に開催されるジュネーブ・オープンでツアー通算104勝目を目指すことになる。39歳のフェデラーは2009年にフレンチ・オープンで唯一のタイトルを獲得し、2年前にはロラン・ギャロスを13度制したラファエル・ナダル(スペイン)に準決勝で敗れていた。

 2020年オーストラリアン・オープン後に膝の手術を受けたフェデラーは、昨年の同大会ではプレーしなかった。

 フェデラーが受けた右膝へ最初の手術は、2020年2月に行われた。その膝はバイクを漕いだり4人の子供たちと一緒に歩いたりしたあとも腫れ続け、彼は6月に2度目の手術を受けたと発表した。

 世界ランク7位(4月12日付)のフェデラーはケガによる13ヵ月の活動停止後、先月のカタール・オープンで復帰した。彼はそこでダニエル・エバンズ(イギリス)をフルセットで倒し、続くニコラス・バシラシビリ(ジョージア)に対する試合ではマッチポイントを決め損ねた末にフルセットの戦いに敗れていた。

 グラスコートシーズンも見据えているフェデラーはまた、ウインブルドンで9度目の優勝を目指している。彼は2019年決勝で、第5セットでのタイブレークの末にノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れていた。その試合でフェデラーはサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップを迎え、2本のマッチポイントを決め損ねていた。

 昨年のウインブルドンは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックのため、2度の世界大戦以外では初の中止に追い込まれた。今年のウインブルドンは、6月28日から7月11に渡って行われる予定になっている。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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