復帰後2試合目のフェデラーはバシラシビリに敗れる「本当に本当にポジティブ」 [カタール・オープン]

写真はロジャー・フェデラー(スイス)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「カタール・エクソンモービル・オープン」(ATP250/カタール・ドーハ/3月8~13日/賞金総額89万920ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)がマッチポイントをものにし損ね、ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)に6-3 1-6 5-7で敗れた。これは2度に渡る右膝手術を経て13ヵ月ぶりにツアーに戻ったフェデラーにとって、復帰後2試合目だった。

 バシラシビリは第3セット4-5からマッチポイントをセーブし、次のゲームでフェデラーのサービスゲームをブレークした。

 これは水曜日にダニエル・エバンズ(イギリス)に対して2時間半の接戦を演じたフェデラーにとって、2試合連続での厳しいフルセットマッチだった。39歳のフェデラーは今週、2020年オーストラリアン・オープン以来の公式戦をプレーしているところだった。

 そして彼は、この敗戦にそれほど落ち込んでいるようには見えなかった。

「明日もプレーしたかったよ。でも誤解しないで欲しいんだけど、それと同時に休むことができることもうれしいんだ」とフェデラーはコメントした。

「今日のプレーにも満足しているし、昨日の試合もそうだ。ツアーに戻ってきたことがうれしいんだ。ドーハに来てよかったよ。だから僕にとって、本当に本当にポジティブな復帰だ」

 フェデラーはのちにツイッターを通し、トレーニングを再開することが最善であると判断したため来週のドバイは欠場すると発表した。

 この結果でバシラシビリは、2019年以来となるマッチ3連勝を記録した。彼の次のラウンドで、第4シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を5-7 6-3 7-5で倒す番狂わせに成功したテイラー・フリッツ(アメリカ)と対戦する。

 ある選手が31年のATPツアーの歴史を通して初めて2試合連続で不戦勝となり、一度もボールを打たずに準決勝に進出した。1回戦をBYEで免除されていた第3シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)は2回戦の相手だったリシャール・ガスケ(フランス)が脚のケガを理由に棄権したあと、この日はマートン・フチョビッチ(ハンガリー)までもが背中のケガで準々決勝を棄権したため4強入りを決めた。

 ルブレフはこの日、アスラン・カラツェフ(ロシア)とのペアで参戦している男子ダブルスでジェレミー・シャルディ/ファブリス・マルタン(ともにフランス)に7-6(5) 7-6(2)で競り勝ち決勝進出を決めた。

 同日の最終試合では第5シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)が第1シードのドミニク・ティーム(オーストリア)を7-6(3) 2-6 6-4で下す殊勲をやってのけ、ルブレフに対する準決勝に駒を進めた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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