大坂なおみがクレーコートへの復帰を勝利で飾る「わくわくしている」 [マドリッド・オープン]

写真は大坂なおみ(日清食品)(Getty Images)

WTAツアー公式戦の「ムトゥア・マドリッド・オープン」(WTA1000/スペイン・マドリッド/4月29日~5月9日/賞金総額254万9105ドル/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、第2シードの大坂なおみ(日清食品)が予選を勝ち上がってきた土居美咲(ミキハウス)を7-5 6-2で下してクレーコートへの復帰を勝利で飾った。

 力強いスタートを切った土居は出だしで2-0とリードしたが、大坂が6本のサービスエースと5度のブレークで乗り越えた。

 脚のケガにより昨年のクレーコートシーズンをスキップした大坂が最後に同サーフェスでプレーしたのは昨年2月のフェドカップ(ビリー ジーン・キング・カップ)で、そのときはサラ・ソリベス トルモ(スペイン)に完敗を喫していた。個人戦のクレーコート大会でプレーしたのは、2019年フレンチ・オープンまで遡る。

 試合後の大坂はクレーコートでのプレーについて、以前よりよくなっていると語った。

「あの年にクレーコート上プレーしていたとき、私はまったく心地悪いとは感じていませんでした。私が落とした2試合はフィジカル的な理由からでなく、メンタル的なものだったと思います。スライディングしたりするのに違和感は感じなかったし、そんなに疲れてもいませんでした。だから実のところ、私はあの考え方を取り戻してクレーコートをより快適に感じ始めていることにわくわくしています」と大坂はコメントした。

 USオープンとオーストラリアン・オープンのチャンピオンである大坂は次のラウンドで、ワン・チャン(中国)を6-1 6-3で破って勝ち上がっカロリーナ・ムチョバ(チェコ)と対戦する。

 2016年と17年にマドリッドで2連覇を達成した第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)も初戦に臨み、ソリベス トルモを6-0 7-5で退けた。第16シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)はアマンダ・アニシモワ(アメリカ)に対して最初の7ゲームを落としたが、そこから巻き返して0-6 6-1 6-4で勝利をおさめた。

 また第6シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)がコリ・ガウフ(アメリカ)に5-7 6-3 6-2で逆転勝ちし、今季すでに2勝を挙げているダリア・カサキナ(ロシア)は3つ目のマッチポイントをものにしてイリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)を4-6 6-4 7-6(1)で倒した。第11シードのジェニファー・ブレイディ(アメリカ)は6度のサービスブレークに成功し、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)との同胞対決を6-2 6-4で制した。

 そのほかの試合では第5シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)、第12シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、第13シードのエリース・メルテンス(ベルギー)、エレナ・リバキナ(カザフスタン)、アネット・コンタベイト(エストニア)、ジェシカ・ペグラ(アメリカ)、アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)、エレナ・オスタペンコ(ラトビア)、ジェン・サイサイ(中国)が2回戦に駒を進めた。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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