〜やすおのテニス紀行〜マスターズレベル。居続けることの意味。
僕はいま久しぶりに良仁の帯同でヨーロッパに来ています。マドリード 、ローマ、リヨン、パルマ、パリまでの約1ヶ月半の遠征です。
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○「マスターズレベルだからこそわかること。」
マドリードとローマはATPMasters1000、WTA1000というグランドスラム、ツアーファイナルに次ぐ大きな大会です。世界ランキングトップ選手のほとんどが出場し、59位の良仁も今回は2大会とも予選からの出場となりました。
結果は2大会とも予選決勝戦で負けたのですが、トップツアーはラッキールーザー(通称:LL)の優先順位が予選決勝に残った選手の中でのランキング順で選ばれるため、予選トップシードだった良仁はLL1番で2大会ともに本戦に繰り上がることができました。だいたいいつも1、2人は空きが出ることがほとんどですね。
マドリードでは本戦初戦でF.Krajinovic選手(SRB / 41位)に勝利し、2回戦でC.Ruud選手(NOR / 21位)に敗退となりました。ローマでは全く調子が上がらず、本戦初戦でM.Fucsovic(HUN / 44位)に完敗しました。
2大会ともランキング上位選手とプレーできたこと。錦織圭選手やR.Opelka選手(USA / 35位)など高いレベルで常に練習を行えたことなど、かなりの経験を積むことができています。特にローマでの敗戦は、良仁の「いまのテニス」の意識を新たに変えることに繋がりました。勇気を出して高いレベルにいるからこそ、分かることができたといえるでしょう。
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○「同じサーフェスでも場所によって異なるプレーが要求されるからこその判断力と技術力の質。」
マドリードの会場は高地にあるためボールがかなり跳ね、飛びます。逆にローマは少し球足が速くて弾みにくく、ボールが重いです。ちなみにどちらもボールは同じです。マドリードの翌週にローマが組まれているため、勝ち進めば調整できる時間は少なくなります。さらにいまはコロナの影響で現地でのPCR検査結果が出てからでないと練習ができません。戦略やガットのテンションなど判断の早さが求められます。
良仁はマドリード時はガットのテンションを51(ナチュラル)/ 48(ポリツアースピン)だったのをローマでは49 / 46にしました。それでも飛びが悪く打たれまくりました。完全に調整が上手くいきませんでしたね。これも経験です。
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○マスターズレベルに居続けることは至難の技。でも勇気を出していつもよりも高いレベルに挑戦し続けることは、トップに行くための必要条件であり、結局は維持し続けることに繋がる。
また色々と遠征での話しをブログに書いていきたいと思います!! それではまた〜
やすお。
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