王座防衛を目指すナダルがセットポイントを凌いで初戦に勝利 [フレンチ・オープン]

写真はラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)

今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月30日~6月13日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)がアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)を6-3 6-2 7-6(3)で下して大会をスタートした。試合時間は2時間23分。

 第3セット5-3でサービング・フォー・ザ・セットを迎えたポプリンは2本あったセットポイントを決めきれずにブレークバックを許し、タイブレークを制したナダルがストレート勝利をおさめた。

 ロラン・ギャロスに17年連続出場となる34歳のナダルは、昨年の決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)を倒して自身の持つ最多記録を更新する13度目の優勝。今年は2度目の5連覇とともに、男子歴代トップで並ぶロジャー・フェデラー(スイス)を抜く21回目のグランドスラム制覇を目指している。

 今季のクレーコートシーズンでのナダルは4大会でプレーして4月のバルセロナ(ATP500)と5月のローマ(ATP1000)でタイトルを獲得し、15勝2敗の戦績で今大会を迎えている。

 ナダルは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したユーゴ・ガストン(フランス)との地元勢対決を6-1 6-4 6-2で制して勝ち上がったリシャール・ガスケ(フランス)と対戦する。

 そのほかの試合では第21シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、第24シードのアスラン・カラツェフ(ロシア)、ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)、アルヤズ・ベデネ(スロベニア)、マルコ・チェッキナート(イタリア)、リカルダス・ベランキス(リトアニア)、ファクンド・バグニス(アルゼンチン)、ミカエル・イーメル(スウェーデン)が2回戦に駒を進めた。

 第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)がストルフに3-6 6-7(6) 6-4 6-3 4-6で、第29シードのユーゴ・アンベール(フランス)はベランキスに4-6 4-6 6-2 4-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。(テニスマガジン)

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

男子シングルス1回戦|主な試合結果

○7リカルダス・ベランキス(リトアニア)6-4 6-4 2-6 6-4 ●8ユーゴ・アンベール(フランス)[29]

○9アレックス・デミノー(オーストラリア)[21] 6-2 6-4 7-6(4) ●10ステファノ・トラバグリア(イタリア)

○12マルコ・チェッキナート(イタリア)3-6 6-1 6-2 6-4 ●11内山靖崇(日本/積水化学工業)

○33ラファエル・ナダル(スペイン)[3] 6-3 6-2 7-6(3) ●34アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)

○36リシャール・ガスケ(フランス)6-1 6-4 6-2 ●35ユーゴ・ガストン(フランス)[WC]

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○45ミカエル・イーメル(スウェーデン)6-4 0-6 4-6 6-2 6-2 ●46ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)

○52アルヤズ・ベデネ(スロベニア)7-5 3-6 7-5 6-2 ●51アドリアン・マナリノ(フランス)

○56アスラン・カラツェフ(ロシア)[24] 6-3 6-4 6-4 ●55ジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)[Q]

○61ファクンド・バグニス(アルゼンチン)7-5 6-3 6-4 ●62バンジャマン・ボンジ(フランス)[WC]

○63ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)6-3 7-6(6) 4-6 3-6 6-4 ●64アンドレイ・ルブレフ(ロシア)[7]

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写真◎Getty Images

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