ジョコビッチ、ナダル、フェデラーの『ビッグ3』がフレンチ・オープンで揃って同じトップハーフに

写真は会場で練習中のラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)

今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月30日~6月13日/クレーコート)のドロー抽選が行われ、男女シングルスの組み合わせが発表された。

 その結果により男子ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)の3人が揃って同じトップハーフ(ドローの上半分)に入ることになった。これは男子テニスの『ビッグ3』にとって、新しい出来事だ。

 国際テニス連盟(ITF)によれば、それぞれの長く際立ったキャリアの中で『ビッグ3』がグランドスラム大会のドローで同じ側に入ったのは初めてのこととなる。

 このことはつまり、この3人のうち1人しか決勝に進出できないことを意味する。彼らはグランドスラム大会の男子シングルス獲得タイトル数でトップ3を占めており、フェデラーとナダルが「20」、ジョコビッチは「18」で2人を追いかけている。男子テニスの歴史において、四大大会で14回以上優勝した選手はいない。

 ナダルは2020年決勝でジョコビッチをストレートで下し、長く自身の庭としてきたロラン・ギャロスのレッドクレーで記録更新となる13回目の栄冠に輝いた。しかし今回彼らが顔を合わせるなら、それは準決勝でということになる。シード順位は厳密にATPランキングに基づいているためナダルがパリで築いてきた前代未聞の偉業は考慮されず、ジョコビッチが第1シードでナダルは第3シードとなった。

 ドロー抽選前に確かだった唯一のことは、ジョコビッチがトップハーフで世界2位のダニール・メドベージェフ(ロシア)がボトムハーフということだけだった。第3シードのナダルと第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)はランダムに配置されるため、どちらに入るかは50%の確率だった。

 誰にも分からないのは、このスポーツにおける3人のレジェンドがすべてが出場するグランドスラム大会があと何回あるかということだ。最近になって世界ナンバーワン在位期間の記録をジョコビッチに破られたフェデラーは膝に2度手術を受けたため、ここ15ヵ月で3試合しかプレーしていない。彼はランキングを8位にまで落としたことで、準々決勝でジョコビッチと当たる可能性がある。

 シード勢が順位通りに勝ち上がった場合、ナダルは準々決勝で第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と顔を合わせることになる。ボトムハーフ(ドローの下半分)ではメドベージェフが第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、ティームは第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)との対戦となる。

 グランドスラム大会で2度決勝に進出した実績を持つメドベージェフだがフレンチ・オープンではこれまで4度出場して1勝も挙げることができておらず、2018年と19年に準優勝を飾ったティームは昨年のUSオープンでグランドスラム初制覇を果たした。

 アメリカを拠点とする世界最大のスポーツベッティング会社「ファンデュエル」のスポーツブック(賭けサイト)によれば、男子シングルスの優勝候補はナダルとなっている。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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