上地/ワイリーはデ グロート/ファンクォトの4連覇を阻止できず、デ グロートが単複2冠 [フレンチ・オープン車いすの部]

写真は2020年フレンチ・オープン車いすの部女子ダブルス表彰式でのディーダ・デ グロート(オランダ/左)とアニーク・ファンクォト(オランダ)(Getty Images)

今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月30日~6月13日/クレーコート)の車いすの部の女子ダブルス決勝で、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)/ジョーダン・ワイリー(イギリス)第1シードのディーダ・デ グロート/アニーク・ファンクォト(ともにオランダ)に3-6 4-6で敗れ、デ グロート/ファンクォトが4連覇を達成した。試合時間は1時間14分。

 四大大会でデ グロート/ファンクォトがタイトルを獲得したのは、今年のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)に続いて通算8度目となる。同ペアは2019年に目覚ましい活躍を見せ、年間グランドスラムを達成した。

 今大会でのデ グロート/ファンクォトは、1回戦でダナ・マシューソン(アメリカ)/クオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)を6-4 6-3で破って勝ち上がっていた。

 シングルスに第1シードで出場していたデ グロートは前日に行われた決勝で第2シードの上地を6-4 6-3で倒しており、単複2冠を達成した。

 ワイリーと上地のコンビは2014年の全豪からグランドスラム5大会連続制覇を果たし、ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)では2014年から4連覇を達成。2020年シーズンの上地/ワイリーはオーストラリアン・オープンとUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)でタイトルを獲得し、今大会では同ペアで5年ぶりの優勝を目指していた。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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