ソネゴとの大接戦を制したデミノーが今季2勝目 [イーストボーン国際]
![](https://images.tennismagazine.jp/media/article/16434/images/main_b56c6527f32f083214e8536c16a8e2b2.jpg?w=850)
ATPツアー公式戦の「バイキング国際イーストボーン」(ATP250/イギリス・イーストボーン/6月21~26日/賞金総額60万9065ユーロ/グラスコート)の男子シングルス決勝で、第2シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)が2時間半を超える熱戦の末に第3シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)に4-6 6-4 7-6(5)で競り勝ち優勝を飾った。
この試合はデミノーとソネゴの双方が107対107と、同じ数のポイントを取ったほどの接戦だった。
「持てるすべてのメンタルストレングスを引き出してこなければならなかった。相手のミスを待つのではなく、よりアグレッシブに戦って試合に勝ちにいくんだと自分に言い聞かせなければならなかった」と試合後にデミノーは厳しかった試合を振り返った。
「重要なポイントでよりアグレッシブに戦えたことに満足しているよ。容易な試合ではなかったからね」
これで22歳のデミノーはATPツアーで今年ふたつ目のタイトルを獲得し、キャリア5勝目を挙げた。1月のアンタルヤを含めて彼がこれ以前に進出した8回のツアー決勝は、すべてハードコートの大会においてだった。彼にとってグランドスラム大会での最高成績は2020年USオープンでの準々決勝進出で、やはりハードコートでのものとなる。
先週のクイーンズクラブでも4強入りしたデミノーは今季のグラスコートで8勝2敗の戦績を引っ提げ、過去に3回戦より先に勝ち進んだことがないウインブルドンを迎えることになる。彼は今回の勝利で、週明けに更新されるATPランキングで現在の18位から自己最高の15位に浮上することが確実となった。
世界ランク27位のソネゴはデミノーとの2度目の対戦にまたも敗れ、ツアー決勝での戦績は2勝2敗となった。
昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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