ATPツアー史上初めて同一大会で2人のラッキールーザーが準決勝進出 [イーストボーン国際]

写真はクォン・スンウ(韓国)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「バイキング国際イーストボーン」(ATP250/イギリス・イーストボーン/6月21~26日/賞金総額60万9065ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準々決勝でラッキールーザーのマックス・パーセル(オーストラリア)とクォン・スンウ(韓国)がともに勝利をおさめ、ATPツアー史上初めて予選で敗れた選手2人が同じ大会のベスト4に進出するという事態が起きた。

 37歳のアンドレアス・セッピ(イタリア)とのラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)同士の対決を6-4 1-6 6-4で制したパーセルは、ツアー大会のシングルスで準々決勝をプレーしたのはこれが初めてだった。

 世界ランク283位で23歳のパーセルは予選で2度グランドスラム大会決勝に進出した実績を持つケビン・アンダーソン(南アフリカ)に勝ち、本戦では第1シードのガエル・モンフィス(フランス)を倒していた。

 予選勝者のイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)を6-4 7-5で破った23歳のクォンは、過去7戦全敗だったツアー大会の準々決勝で初勝利を挙げた。世界77位の彼は今月のフレンチ・オープンで3回戦に進出し、グランドスラム大会でのキャリア最高成績をマークしたばかりだった。

 次のラウンドではクォンが第2シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)と、パーセルは第3シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)と対戦する。

 デミノーがバセック・ポスピショル(カナダ)を6-4 6-4で下して2週連続となる4強入りを決め、ソネゴはアンダーサーブを多用した第8シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)をで6-1 7-5で退けた。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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