決勝はラッキールーザーの進撃を終わらせたデミノーとソネゴのシード対決に [イーストボーン国際]
ATPツアー公式戦の「バイキング国際イーストボーン」(ATP250/イギリス・イーストボーン/6月21~26日/賞金総額60万9065ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準決勝が行われ、アレックス・デミノー(オーストラリア)とロレンツォ・ソネゴ(イタリア)がタイトルをかけて対決することになった。
ふたりは金曜日の準決勝で、クォン・スンウ(韓国)とマックス・パーセル(オーストラリア)という2人のラッキールーザーの進撃を終わらせた。
昨年のUSオープンで8強入りした第2シードのデミノーはクォンを6-3 7-6(2)で倒し、先週のクイーンズクラブでの準決勝進出も含め今月のグラスコートでの戦績を7勝2敗とした。
「また決勝でプレーできてうれしいよ。僕はグラスコートで素晴らしいプレーをしている。このサーフェスでのプレーを楽しんでいるし、明日もいいプレーをしてタイトルを持ち帰れるよう祈っているよ」とデミノーはコメントした。
世界ランクを自己最高の18位に上げたデミノーは今季2勝目、キャリアでは5度目のツアー優勝を目指している。
一方で第3シードのソネゴはパーセルを6-1 3-6 6-1で振りきり、ツアー大会で通算4度目となる決勝に駒を進めた。彼は2019年6月、ツアー初タイトルをアンタルヤのグラスコート大会で獲得した。
「これは僕にとって2度目のグラスコートでの決勝だから、本当にうれしいよ。ネットに出やすいから、ここのコンディションは好きなんだ。サービスの調子はいいし、僕はより攻撃的にプレーしている。そして明日も同じようにしたいね。サーブがいいから、僕のテニスはこのサーフェスに向いていると思うよ」と世界27位のソネゴは語った。
世界77位のクォンと同283位のパーセルが4強入りしたことで、イーストボーンは同一イベントで複数のラッキールーザーが準決勝に進出したATPツアー史上初の大会となった。
ダブルスは決勝が行われ、第1シードのニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ(ともにクロアチア)が第5シードのラジーブ・ラム(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)を6-4 6-3で下して今季7勝目を挙げた。
昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)
男子ダブルス優勝のニコラ・メクティッチ(クロアチア/右)とマテ・パビッチ(クロアチア)(Getty Images)
写真◎Getty Images
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