ジョコビッチ、フェデラー、バーティ、大坂らが東京オリンピッのエントリーリストに

写真は左からノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ロジャー・フェデラー(スイス)、アシュリー・バーティ(オーストラリア)、大坂なおみ(日清食品)(Getty Images)


 国際テニス連盟(ITF)が木曜日に東京オリンピックのエントリーリストを発表し、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ロジャー・フェデラー(スイス)、アシュリー・バーティ(オーストラリア)、大坂なおみ(日清食品)らが名を連ねた。

 但しITFによると、このエントリーリストは変更される可能性がある。フェデラーは先週末、最終的な決断はウインブルドンが終わったあとに下すと語っていた。

 ジョコビッチは今年、1988年に女子のシュテフィ・グラフ(ドイツ)のみがやってのけたゴールデンスラム(シングルスで四大大会全制覇+オリンピックの金メダル)に挑戦したいという気持ちをすでにはっきりと表明している。今シーズンの彼はオーストラリアン・オープンとフレンチ・オープンで優勝しており、ウインブルドンでも勝ち進んでいる。

 東京オリンピックはまた、メンタルヘルスの問題でフレンチ・オープン2回戦を前に棄権した大坂の復帰大会になるはずだ。夏季五輪は7月23日に開幕し、ハードコートで行われるテニス競技は24日から始まる予定になっている。

 出場資格はフレンチ・オープン終了直後の6月14日付けの世界ランクをベースとしており、男女のトップ10のうちそれぞれ7人は今のところリストに入っている。

 女子がバーティ(1位)、大坂(2位)、アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ/4位)、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ/5位)、ビアンカ・アンドレスク(カナダ/7位)、イガ・シフィオンテク(ポーランド/9位)、ペトラ・クビトバ(チェコ/10位)で、男子はジョコビッチ(1位)、ダニール・メドベージェフ(ロシア/2位)、ステファノス・チチパス(ギリシャ/4位)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/6位)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア/7位)、フェデラー(8位)、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア/9位)だ。

 女子はシモナ・ハレプ(ルーマニア/3位)、ソフィア・ケニン(アメリカ/6位)、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ/8位)、男子ではラファエル・ナダル(スペイン/3位)、ドミニク・ティーム(オーストリア/5位)、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン/10位)がトップ10で出場を見送った。

 セレナはウインブルドン前に東京には行かないと話していたが、センターコートでの1回戦で右脚を負傷して棄権を余儀なくされていた。

 2012年ロンドン五輪と2016年リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得したアンディ・マレー(イギリス)はオリンピックとグランドスラム大会の実績が評価され、現在のランキングが低いにもかかわらず特別に出場を許された。

 リオデジャネイロ五輪の女子シングルス金メダリストのモニカ・プイグ(プエルトリコ)は、右肩の手術を受けたため東京オリンピックには参加できないとすでに発表していた。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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