機は熟した? サバレンカがウインブルドンでブレイク間近「努力を続け、上達し続けるだけ」

写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)の女子シングルス3回戦で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が予選から勝ち上がってきたマリア カミラ・オソリオ セラーノ(コロンビア)を6-0 6-3で退けベスト16に進出した。

 女子テニス界屈指のハードヒッターとして知られるサバレンカはウインブルドンの2週目に乗り込み、キャリアのブレイクにあと一歩と迫りつつある。

 彼女は今、グランドスラム大会で最後のほうまで勝ち進むべきときがきたのかもしれない。サバレンカはトップ20の中で、まだグランドスラム大会準々決勝に到達したことがない唯一の女子選手なのだ。

 それが変わるための機は熟したように見える。今季のサバレンカはマッチ32勝を挙げ、女子ツアーのトップを走っている。彼女のグランドスラム大会でのシード順位はキャリア最高で、今回は女子トップ11のうち8人がいない中で勝ち進んでいる。

「私はとにかく努力を続け、上達し続けるだけよ。すべてが新しい試合なの。何が起こるか決して分からないわ」とサバレンカはコメントした。

 オソリオ セラーノを圧倒したサバレンカは第1セットで相手がブレークポイントをものにし損ね続ける中、ぐいぐいと引き離していった。

「本当に多くのチャンスがあったのに、私はそれを取りきることができなかった…」とオソリオ セラーノは振り返った。

 サバレンカは次のラウンドで、シェルビー・ロジャーズ(アメリカ)を6-1 6-4で破って勝ち上がった第18シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン)と対戦する。

 2020年フレンチ・オープン優勝者で第7シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)もまた、進撃を続けている。彼女はイリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)を6-1 6-0で一蹴し、悠々と4回戦へ駒を進めた。シフィオンテクは2018年ウインブルドンでジュニアの部を制したあと、一般の部でのタイトルを目指している。

「もしそれが実現したら素晴らしいでしょうね。グランドスラム大会でもうひとつのタイトルになるから、私たちの誰にとっても夢の実現だわ」とシフィオンテクは語った。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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