フェデラーが男子イギリス勢の16強入りを阻止、メドベージェフは2セットダウンから逆転勝利 [ウインブルドン]

写真は勝利を決めて派手めのガッツポーズで祝うロジャー・フェデラー(スイス)(Getty Images)


 2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)の男子シングルス3回戦で、第6シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第29シードのキャメロン・ノリー(イギリス)を6-4 6-4 5-7 6-4で振りきりベスト16進出を決めた。試合時間は2時間35分。

 ウインブルドンに2年ぶり22回目の出場となる39歳のフェデラーは、男子の最多記録となる8度の優勝(2003年~07年、09年、12年、17年)を誇っている。前回開催された2019年は決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)からマッチポイントを2本凌がれ、最終的に6-7(5) 6-1 6-7(4) 6-4 12-13(3)で敗れてタイトルを逃していた。

 2020年オーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)のあとに右膝の手術を2度受けたフェデラーは約13ヵ月間の休養を経て3月にドーハ(ATP250/ハードコート)で復帰し、今季5勝3敗の戦績で今大会を迎えている。

 フェデラーは次のラウンドで、ジェームズ・ダックワース(オーストラリア)を6-3 6-4 6-4で破って勝ち上がった第23シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)と顔を合わせる。

 第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)は2セットダウンと追い込まれてから巻き返し、第32シードのマリン・チリッチ(クロアチア)に6-7(3) 3-6 6-3 6-3 6-2で逆転勝利をおさめた。

 そのほかの試合では第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第31シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を6-7(3) 6-4 6-3 7-6(4)で倒し、第16シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)はニック・キリオス(オーストラリア)が第2セット終了後に棄権したため勝ち上がり、両者の4回戦での対戦が決まった。(テニスマガジン)

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

男子シングルス3回戦|主な試合結果

○81フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)[16] 6-2 1-6 Ret. ●87ニック・キリオス(オーストラリア)

○96アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)[4] 6-7(3) 6-4 6-3 7-6(4) ●89テイラー・フリッツ(アメリカ)[31]

○97ロジャー・フェデラー(スイス)[6] 6-4 6-4 5-7 6-4 ●104キャメロン・ノリー(イギリス)[29]

○128ダニール・メドベージェフ(ロシア)[2] 6-7(3) 3-6 6-3 6-3 6-2 ●121マリン・チリッチ(クロアチア)[32]

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写真◎Getty Images

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