イギリスのコンタがコロナ感染による準備不足を理由に東京オリンピックを欠場

写真はバイキング・オープン・ノッティンガムでのジョハナ・コンタ(イギリス)(Getty Images)


 ジョハナ・コンタ(イギリス)が火曜日、新型コロナウイルス(COVID-19)に感染したことからくる準備不足を理由に東京オリンピックを欠場すると発表した。コンタは2週間以上前、自分のチームメンバーがウイルス検査で陽性と判定されたことで濃厚接触者と見なされウインブルドンを棄権することになっていた。

 グランドスラム大会で3度ベスト4入りしたことのあるコンタは濃厚接触者として自己隔離を行っている最中に症状が出始め、その後の検査で陽性と診断されたことをツイッターを通して明かした。

「その結果で私はここ2週間半に渡ってトレーニングを行うことができず、悲しいことにそのせいで私の身体は東京オリンピックに間に合うタイミングで準備をしっかり整えることができなくなってしまいました」と世界ランク38位のコンタは説明した。

 オリンピックの開会式は、あとわずか10日後に迫っている。

 オーストラリア生まれのコンタは2016年リオデジャネイロ五輪に出場し、そのときのことを「ここまでのキャリアでもっとも大切な思い出のひとつ」と表現していた。

 ウインブルドン前にチームメンバーが陽性と診断されたあと、30歳のコンタは10日間の隔離を要請されていた。

「健康とフィットネスレベルを完全な状態に戻し、できるだけ早く競技に復帰するための準備を整えられるよう全力を尽くします」とコンタはコメントした。

 コンタは東京オリンピック欠場を決めた多くのトッププレーヤーたちのひとりで、ロジャー・フェデラー(スイス)も火曜日に膝の問題がぶり返したことを理由に参加を断念したことを発表していた。

 様々な理由からすでにオリンピックに参加しない意志を表明していた選手たちの中にはラファエル・ナダル(スペイン)、ドミニク・ティーム(オーストリア)、ニック・キリオス(オーストラリア)、シモナ・ハレプ(ルーマニア)、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が含まれている。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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