マレー/ソールズベリーが準々決勝へ、ジョコビッチとチチパスはミックスダブルスにも参戦 [東京2020]
1年遅れでの開催となる世界的なスポーツの祭典「東京オリンピック2020テニス競技」(東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/7月24日~8月1日/ハードコート)の大会4日目は、男子シングルス2回戦残り試合と女子シングルス3回戦および男女のダブルス2回戦残り試合が行われた。
日本の顔である大坂なおみ(日清食品)が敗れる波乱の日だったが、日本にとってすべてが悪かった訳ではない。リオデジャネイロ五輪の銅メダリストでもある日本の錦織圭(日清食品)はマルコス・ギロン(アメリカ)を7-6(5) 3-6 6-1で振りきり、ベスト16に駒を進めた。
錦織は次のラウンドで、ミカエル・ククシュキン(カザフスタン)を6-7(4) 6-3 6-3で破って勝ち上がったイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)と対戦する。
そのほかの男子シングルスの試合では第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第8シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、第12シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)、第14シードのユーゴ・アンベール(フランス)、ジェレミー・シャルディ(フランス)、リアム・ブローディ(イギリス)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。
シャルディが第11シードのアスラン・カラツェフ(ロシア)を7-5 4-6 6-3で、ブローディは第7シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)を7-5 3-6 6-3で倒す番狂わせを演じた。
男子ダブルスでは、アンディ・マレー/ジョー・ソールズベリー(イギリス)がケビン・クラウィーツ/ティム・プッツ(ドイツ)を6-2 7-6(2)で下して準々決勝に進出した。マレーは男子シングルスで2度金メダルを獲得したディフェンディング・チャンピオンだったが、右大腿四頭筋の問題からシングルスを棄権してソールズベリーの信頼と好意に応えるためダブルスに集中することを決めていた。
「ダブルスで世界トップ10の彼ならパートナーを選ぶことができたが、僕からジョーに声をかけたんだ。もしダブルスのパートナーに僕を選んでくれるなら、僕に体の問題が起きたときにはダブルスを優先すると彼に言ったよ。そして実際にそうなった訳だ」とマレーは明かした。
この日はミックスダブルスの組み合わせが発表され、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)がニーナ・ストヤノビッチ(セルビア)と組んで参戦した。またシングルスで勝ち残っている男子のトップ選手では、チチパスもマリア・サカーリ(ギリシャ)とのコンビでプレーする。(APライター◎アンドリュー・ダンプ/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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