フォニーニが東京オリンピックの負け試合での暴言について謝罪「誰かの気分を害したい訳ではなかった」

写真は男子シングルス3回戦で敗れたファビオ・フォニーニ(イタリア)(Getty Images)


 1年遅れでの開催となる世界的なスポーツの祭典「東京オリンピック2020テニス競技」(東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/7月24日~8月1日/ハードコート)の男子シングルス3回戦で第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)に2-6 6-3 2-6で敗れた試合中、ファビオ・フォニーニ(イタリア)が同性愛者に対する侮辱に聞こえる雑言を自分に向かって叫んだことに関して謝罪した。

 水曜日の試合中、フォニーニは攻撃的で耳障りなイタリア語の言葉を繰り返し使っていた。

 インスタグラムのストーリーを投稿したフォニーニは、極端に暑かった気候が「頭に影響を与え、自分に対して非常にバカげた表現をしてしまった」と弁明した。

「言うまでもなく、僕は誰かの気分を害したい訳ではなかった。僕はLGBT(レズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)のコミュニティが好きで、口から出てしまったナンセンスについて謝罪したい」

 メドベージェフはこの試合中に暑さのあまりもう少しで気を失いそうになり、フォニーニもまた暑さに苦しんだ。フォニーニはこの負け試合の間、最後のポイント直後も含めて何度もラケットを叩きつけた。

 カッとなりやすい性格のフォニーニは、2017年USオープンのシングルス1回戦での負け試合で審判に下品な言葉で侮辱したことを理由にダブルスの出場権を剥奪された。彼はその後、執行猶予付きで2つのグランドスラム大会で出場禁止という処罰を科せられた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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