元世界9位ペトコビッチがエジプト女子テニスの先駆者シェリフを下して2015年シーズン以来のツアー7勝目 [ウィナーズ・オープン]

写真はフレンチ・オープンでのアンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ウィナーズ・オープン」(WTA250/ルーマニア・クルジュ ナポカ/8月2~8日/賞金総額23万5238ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で、第2シードのアンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)がノーシードから勝ち上がってきたマヤル・シェリフ(エジプト)を6-1 6-1で下して優勝を飾った。試合時間は1時間1分。

 33歳のペトコビッチがWTAツアーでタイトルを獲得したのは、2015年2月のアントワープ(WTAプレミア/室内ハードコート)以来で通算7度目となる。

 両者は今回が初対戦。25歳のシェリフはエジプト女子テニスの先駆者として歴史を塗り替えおり、ツアー大会の同種目で決勝の舞台に立った初の同国選手となった。

 今大会でのペトコビッチは1回戦を予選勝者のアレクサンドラ・ダルゲルー(ルーマニア)が第2セット途中でリタイアしたため勝ち上がり、2回戦でジャクリーン・クリスティアン(ルーマニア)を6-4 6-3で、準々決勝で予選勝者のセオン・メンデス(オーストラリア)を6-7(6) 6-4 6-1で、準決勝では予選勝者のアレクサンドラ・クルニッチ(セルビア)を6-4 6-2で破って決勝進出を決めていた。

 シェリフがツアーレベルの本戦でプレーしたのがこれが9大会目に過ぎず、今年のオーストラリアン・オープンで2回戦に進出したのはここまでの唯一の勝利だった。

 この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより中止となる大会が多い中、WTAツアーのカレンダーに新たに追加されていた。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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