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元世界1位ムグルッサがノーシードから決勝進出 [オーストラリアン・オープン]
今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」（オーストラリア・メルボルン／本戦1月20日～2月2日／ハードコート）の大会11日目、女子シングルス準決勝。
元世界ランク1位のガルビネ・ムグルッサ（スペイン）が第1セットで4つのセットポイントを凌ぎ、第4シードのシモナ・ハレプ（ルーマニア）を7-6(8) 7-5で倒した。これは、ともにウインブルドンとフレンチ・オープンで優勝した経験を持つが、オーストラリアン・オープンではそれを成し遂げていない者同士の対決だった。
流れに変化の多い競い合いだった。ムグルッサは第1セットで5-3とリードしていたが、ハレプはそこから続く17ポイントのうち15本を取ってセットポイントをいくつか手に入れた。それからムグルッサは7ポイントを連取し、ハレプはついにショットをネットにかけてそのセットを手放した。彼女はラケットを叩きつけ、コートサイドの椅子に座って頭を振った。
「私は多くのトップ10選手とプレーし、勝利を挙げてきた。間違いなく、これは私のテニスがよい状態だというサインだわ」とムグルッサはコメントした。
「グランドスラムでいくつタイトルを獲ったことがあろうと関係ない。たとえ15回の優勝歴があろうと、コートに出て行って自分を倒そうとする誰かに立ち向かわなければならない。ここであともうひと試合を戦えることに、わくわくしているわ」
土曜日に行われる予定の決勝で、ムグルッサは第14シードのソフィア・ケニン（アメリカ）と対戦する。ケニンは準決勝で第1シードのアシュリー・バーティ（オーストラリア）を7-6(6) 7-5で下し、地元期待のバーティがオーストラリアに長く待ち望まれていたシングルスでの自国出身のチャンピオンになるという挑戦を阻止した。
（APライター◎ハワード・フェンドリック／構成◎テニスマガジン）
※写真はガルビネ・ムグルッサ（スペイン）
撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU
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