国枝慎吾が酷暑による中断を挟んだ準決勝でヒュウェットに勝利 [オーストラリアン・オープン:車いすの部]

今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月20日~2月2日/ハードコート)の車いすの部の男子シングルス準決勝で、第1シードの国枝慎吾(ユニクロ)がアルフィー・ヒュウェット(イギリス)を6-3 6-3で倒し、2年ぶりのタイトル獲得にあと1勝と迫った。試合時間は1時間38分。

 この日は酷暑によりエクストリーム・ヒートポリシーが実施され、第1セット5-3の時点で一時中断していた。

2020年車いすテニス|PHOTOアルバム

 全豪に3年連続12回目の出場となる35歳の国枝は、2007年から15年まで出場した全大会で単複制覇を果たし、初出場からの5連覇を含むシングルス9回の優勝を誇る。大会連覇に挑んだ昨年は、準決勝でステファン・オルソン(スウェーデン)に4-6 6-3 3-6で敗れていた。今大会の1回戦では、ニコラ・パイファー(フランス)を6-4 6-4で破って勝ち上がっていた。

 2週間前にトゥイード ヘッズ(ITFスーパーシリーズ/ハードコート)で今季初優勝を飾った国枝は、約半年ぶりに世界ランク1位に返り咲いて今大会を迎えている。

 国枝は決勝で、ゴードン・リード(イギリス)と対戦する。リードは準決勝で、ヨアキム・ジェラード(ベルギー)を6-4 7-5で下しての勝ち上がり。

 グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)とのペアでダブルスにも出場している国枝は、第2シードのヒュウェット/リードとの初戦を控えている。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。

 昨年の大会では、シングルスでフェルナンデスとディーダ・デ グロート(オランダ)が優勝。ダブルスはジェラード/ステファン・オルソン(スウェーデン)とデ グロート/アニーク・ファンクォト(オランダ)が制した。

※写真は1回戦での国枝慎吾(ユニクロ)
撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU

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