上地結衣が銀メダルを獲得、デ グロートは『生涯ゴールデンスラム』を達成 [東京2020車いすテニス]

写真は左から女子シングルス銀メダルの上地結衣(三井住友銀行)、金メダルのディーダ・デ グロート(オランダ)、銅メダルのジョーダン・ワイリー(イギリス)(Getty Images)


 1年遅れでの開催となる世界最高峰の障がい者スポーツ大会「東京2020パラリンピック競技大会車いすテニス」(東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/8月27日~9月4日/ハードコート)の女子シングルス決勝で第2シードの上地結衣(三井住友銀行)は第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)に3-6 6-7(1)で敗れ、銀メダルを獲得した。試合時間は1時間45分。

 金メダルに輝いた24歳のデ グロートはグランドスラム大会のシングルスで合計11回の優勝(全豪3回、全仏2回、ウインブルドン3回、全米3回)を重ねており、この勝利で『生涯ゴールデンスラム(四大大会全制覇+パラリンピックの金メダル)』を達成した。

 今年のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)、フレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)、ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)を制しているデ グロートは、USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)に勝てば『年間ゴールデンスラム(同じ年に四大大会全制覇+パラリンピックの金メダル)』の偉業を成し遂げることができる。

 女子シングルス3位決定戦では、第4シードのジョーダン・ワイリー(イギリス)が第3シードのアニーク・ファンクォト(オランダ)を6-4 6-7(7) 6-4で倒して銅メダルを獲得した。

 東京パラリンピックの車いすテニスは男子シングルス56ドロー、女子シングルス32ドロー、男子ダブルス28ドロー、女子ダブルス12ドロー、クアードシングルス16ドロー、クアードダブルス8ドロー(7組出場)で争われる。(テニスマガジン)

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

大会8日目の試合結果|女子

女子シングルス決勝

○1ディーダ・デ グロート(オランダ)[1] 6-3 7-6(1) ●32上地結衣(日本/三井住友銀行)[2]

女子シングルス3位決定戦

○9ジョーダン・ワイリー(イギリス)[4] 6-4 6-7(7) 6-4 ●24アニーク・ファンクォト(オランダ)[3]

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写真◎Getty Images

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