今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」（オーストラリア・メルボルン／本戦1月20日～2月2日／ハードコート）の男子シングルス4回戦で、第7シードのアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）が第17シードのアンドレイ・ルブレフ（ロシア）を6-4 6-4 6-4で退け、グランドスラムで3度目のベスト8進出を果たした。試合時間は1時間37分。

　全豪に5年連出場となる22歳のズベレフは、昨年のベスト16がこれまでの最高成績だった。4回戦では、ミロシュ・ラオニッチ（カナダ）に1-6 1-6 6-7(5)で敗れていた。

オーストラリアン・オープン2020｜トーナメント表

　2018年11月にATPファイナルズ（イギリス・ロンドン／室内ハードコート）を制し、ATPマスターズ1000の大会で3度優勝しているズベレフだが、グランドスラムで準々決勝まで勝ち進んだのはフレンチ・オープン（フランス・パリ／クレーコート）での2回（2018年、19年）のみだった。

　ふたりはともに、1997年生まれの22歳。この結果でズベレフは、ルブレフとのジュニア時代からの対戦成績を6勝1敗とした。昨年は10月に上海（ATP1000／ハードコート）の3回戦で対戦し、ズベレフが6-0 7-6(4)で勝っていた。

　今大会でのズベレフは、1回戦でマルコ・チェッキナート（イタリア）を6-4 7-6(4) 6-3で、2回戦でイゴール・ゲラシモフ（ベラルーシ）を7-6(5) 6-4 7-5で、3回戦ではフェルナンド・ベルダスコ（スペイン）を6-2 6-2 6-4で破って16強入りを決めていた。

　ズベレフは準々決勝で、第15シードのスタン・ワウリンカ（スイス）と対戦する。2014年覇者のワウリンカは4回戦で、第4シードのダニール・メドベージェフ（ロシア）を6-2 2-6 4-6 7-6(2) 6-2で下しての勝ち上がり。

　今シーズンのルブレフはドーハとアデレード（ともにATP250／ハードコート）を制し、16年ぶりに開幕2連勝を果たして今大会を迎えていた。ルブレフは昨年11月のデビスカップ・ファイナルズ（スペイン・マドリッド／室内ハードコート）からシングルスで負け知らずだったが、マッチ連勝は「15」でストップした。

※写真はアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ／左）とアンドレイ・ルブレフ（ロシア／右）
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 27: Alexander Zverev of Germany and Andrey Rublev of Russia embrace at the net after their fourth round match on day nine of the 2020 Australian Open at Melbourne Park on January 27, 2020 in Melbourne, Australia. (Photo by Darrian Traynor/Getty Images)