上地結衣がダブルスパートナーのワイリーを下し、『ゴールデンスラム』を目指すデ グロートとの決勝へ [USオープン車いすの部]

写真は上地結衣(三井住友銀行)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の車いす女子シングルス準決勝で、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)がジョーダン・ワイリー(イギリス)を6-1 6-3で退け4年ぶり3度目の優勝に王手をかけた。試合時間は1時間12分。

 フラッシングメドウに5年続8度目の出場となる27歳の上地は、2014年と17年にシングルスのタイトルを獲得。昨年は決勝でディーダ・デ グロート(オランダ)に3-6 3-6で敗れ、3年連続準優勝に終わっていた。今大会の1回戦では、クオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)を7-6(12) 6-2で破って勝ち上がっていた。

 上地は最終ラウンドで、第1シードのデ グロートと対戦する。デ グロートは準決勝で、アニーク・ファンクォト(オランダ)を6-1 6-0で下しての勝ち上がり。

 デ グロートは次の試合に勝てば、同種目で史上初となる『年間ゴールデンスラム(同じ年に四大大会全制覇+パラリンピックの金メダル)』の偉業を達成することができる。

 ワイリーとのペアで第2シードとしてダブルスにも出場している上地は、アンヘリカ・ベルナール(コロンビア)/大谷桃子(かんぽ生命保険)に対する初戦を控えている。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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