ウインブルドン・ジュニア優勝の望月慎太郎がプロ転向を表明

プロ転向を表明した望月(写真提供◎ヨネックス)


 2019年のウインブルドン・ジュニア男子シングルスで優勝を果たした望月慎太郎がプロ転向を表明した。望月はオンライン会見で「応援してもらえることが力になる。応援してもらえる選手になっていきたい」と意気込みを語った。

 望月は12歳のときに「盛田正明テニスファンド」の奨学生としてIMGアカデミーに留学。2019年ウインブルドン・ジュニア優勝などで日本男子初となる世界ジュニアランキング1位に輝き、ジュニア・デビスカップでは日本代表の優勝に貢献。今年3月のデビスカップ・パキスタン戦では史上最年少の17歳9ヵ月で日本代表入りを果たしている。

 すでにITF大会やチャレンジャー大会を中心にツアーを転戦しているだけに、プロ転向にも「そこまで変わる感じはないし実感はない」としながらも、「そこ(プロの世界)で生きていくという気持ちはある」と決意を口にした。

 現在の世界ランクは391位でしばらくはチャレンジャーが主戦場となるが、3月にはマスターズ1000大会のマイアミで予選を突破して初めてATPツアー本戦の舞台を踏んでいる。「レベルの高い選手と戦うことが経験になる。チャンスがあればこれからもツアー大会にトライしていきたい」と上も見据えながらも、「目の前の試合を一つひとつやっていくだけ」と目標の「トップ10」に向けて一歩ずつ階段を上がっていくつもりだ。

 また、プロ転向とともにラケットはヨネックス、ウェアおよびシューズはアシックスと契約を結んだことも発表された。

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写真提供◎ヨネックス

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