ハチャノフとのロシア勢対決を制したカラツェフが地元優勝にあと1勝と迫る [クレムリン・カップ]

写真はアスラン・カラツェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「VTBクレムリン・カップ」(ATP250/ロシア・モスクワ/10月18~24日/賞金総額77万9515ドル/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝で第2シードのアスラン・カラツェフ(ロシア)が第3シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)との地元勢対決を7-6(7) 6-1で制し、母国ロシアでATPツアー2勝目に王手をかけた。

 タイブレークで3-6とリードされたカラツェフは4つのセットポイントを凌いで第1セットをもぎ取り、今季3度目の決勝進出に向けて突き進んだ。

 予選を突破した今年のオーストラリアン・オープンで初めてグランドスラム本戦の舞台に立ったカラツェフは準決勝まで勝ち進んでブレークスルーを果たすと、3月にはドバイでツアー初タイトルを獲得した。彼は4月にベオグラードで世界ナンバーワンのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を倒すなどして準優勝したが、それ以降は準々決勝より先に勝ち進めていなかった。

 カラツェフは決勝で、第6シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。同大会で2014年と15年に2連覇を達成したチリッチは第2セットでブレークを許しながらも立て直し、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)から勝ち上がってきたリカルダス・ベランキス(リトアニア)を6-3 6-4で退けた。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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