マレーが約約14ヵ月ぶりの対トップ10勝利で2回戦へ [ATPウィーン]

写真はABN AMROワールド・テニスでのアンディ・マレー(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「エルステ・バンク・オープン」(ATP500/オーストリア・ウィーン/10月25~31日/賞金総額197万4510ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したアンディ・マレー(イギリス)が第5シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)を6-4 6-7(6) 6-3で倒して約14ヵ月ぶりの対トップ10勝利を挙げた。

 第2セットのタイブレークで6-5としたマレーはマッチポイントを握ったが、セカンドサーブに対するマレーのリターンをバックハンドのダウン・ザ・ラインでウィナーを決めたフルカチュに凌がれた。マレーは第3セットの出だしでブレークされたが直ぐに追いつき、2時間40分以上かかった試合を勝利で締めくくった。

 元世界ナンバーワンのマレーがトップ20プレーヤーから勝ち星を挙げたのは、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に勝った昨年8月のシンシナティ以来となる。

 2014年と16年に同大会を制しているマレーは次のラウンドで、ダニエル・エバンズ(イギリス)を6-4 6-3で破って勝ち上がった18歳のカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦する。

 一方で男子トップ8によるシーズン末のエリート大会「ATPファイナルズ」の出場権を争っている世界ランク10位のフルカチュにとって、手痛い敗戦となった。フルカチュは最終枠争いで先頭に立っているが、今大会に出場しているヤニク・シナー(イタリア)とキャメロン・ノリー(イギリス)との差はわずかとなっている。

 そのほかの試合では第3シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が予選勝者のアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)を7-6(3) 6-3で、ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)がパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を7-5 4-6 6-3で、アレックス・デミノー(オーストラリア)は予選勝者のケビン・アンダーソン(南アフリカ)を6-3 7-6(3)で下してそれぞれ初戦を突破した。ベレッティーニとバシラシビリは、2回戦で顔を合わせる。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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